グルメ

鈴木さん家のおやこクッキング

絵本の中の料理、第二弾 - 憧れの「ぐりとぐら」カステラ

(2020年10月1日号掲載)

「絵本の中の料理を作ろう」第二弾はお菓子です。「ぐりとぐら」のカステラを次男たっての希望でやってみることにしました。しっかり者の小学3年の兄と、兄に頼りっぱなしの年長の弟コンビでスタートです。(ライター・鈴木詩乃)

家にあるものだけで作れる

バターを滑らすのが楽しい!

本の中で、のねずみの双子が大きなフライパンでふわっふわの黄色いカステラを焼くあの場面。その匂いにつられて森中の動物たちが集まってくるお話にくぎ付けなのが、食いしん坊の次男。クッキング前日からウキウキで期待感にあふれる弟に、母はカステラが膨らまなかった時のプレッシャーを感じながらのスタートです。

カステラの材料は物語に沿って卵、砂糖、牛乳、小麦粉、バターの5つのみ。卵白を泡立てたメレンゲの力で生地を膨らませ、フライパンで焼くスタイルにしました。準備は卵を卵黄と卵白に分ける、粉を計ってふるいにかける、バターを溶かす、フライパンの内側にバターを塗るだけ。「簡単!」と言うけれど、シンプルなほど大変だと思うぞ、長男くん。卵を分ける作業でさっそく「黄身が入っちゃった」と卵白に卵黄が混じるし、ふるった粉を「サラサラで気持ちいい~」と触ってこぼしちゃうし、バターを塗るのが楽しくてフライパンにかかりきりになるし、次男はペンなど関係ないものをひたすら計量してるし...。この自由な展開はいつも通りです!

メレンゲは卵白との戦い

ふわふわカステラのために、ひたすらぐるぐるぐるぐる...

準備した材料をすべて混ぜ、メレンゲを合わせればあとは焼くだけ。と、ここで最大の難所がやってきました。うちには電動ハンドミキサーがありません。そこで卵白を少しでもきめ細かく泡立てられるように、冷やしながら地道に泡立てましたが、これがまた想像以上に重労働。子どもたちが口々に「手が痛い!」「ばぁばにミキサー借りればよかったのに!」と非難ごうごう。そこで、一人2分ずつで交代しながらがんばることに。「膨らませるため~」と気合を入れながら、最後は意地で硬めのメレンゲを作りました(泣)。ちなみにマカロン好きの長男に「メレンゲを焼くとマカロンになるよ」と教えた時の驚いた顔ったら。愛するおやつが「ドロドロの白い卵からできているなんて...」と衝撃を受けていました(笑)。

仕上げは弱火で

絵本のような黄色いカステラが完成

やっとできた生地をフライパンに流し入れ、焼き上げます。ガス火のわが家は一番弱火でも焦げそうなので、バーベキュー網を下に敷いてみました。ふたをして待つ間、「膨らむかな?」「あれだけ泡立てたから大丈夫だよ」とウロウロする兄弟。甘い匂いがし始めてから約30分後、ふたをオープン!真ん中が少しへこんだけどふんわり膨らんで、色も黄色っぽい♪これは成功かな?出来立てほかほかのカステラを絵本の動物たちと同じようにちぎって頬張りました。卵感いっぱいの優しい味に「う~ん、幸せ♪」。

フライパンで焼く!カステラのポイント

メレンゲは逆さにしても落ちてこない硬さが目安。電動ハンドミキサーは必須です!

オーブンでも焼けますが、カステラの表面に焼き色がつくため、絵本のように黄色くなりません。火加減はごく弱火で(裏側は茶色くひび割れましたが...)。

実は甘みが全く足りず、粉糖をかけて食べたらちょうどよかったです。

【参考材料】直径18cmのフライパン分

卵3個、砂糖50g+はちみつ大さじ2、牛乳大さじ2、小麦粉60g、バター20g(フライパンに塗る分は分量外)