健康

女性のための漢方講座「頭痛」編-4

(2017年5月25日号掲載)

肩はこるし、頭は痛い。なんとかして。

気・血の巡りを良くしよう
玉嶋貞宏 院長
玉嶋血液内科
漢方診療所

玉嶋貞宏 院長
1958年、兵庫県生まれ。浜松医科大学卒。共立湖西総合病院、聖隷浜松病院を経て2012年に開業。日本血液学会認定血液専門医・日本東洋医学会認定漢方専門医
浜松市中区住吉1-24-1NTT住吉ビル4F
TEL.053-412-0100

診療所を訪れる患者さんの中には、絞めつけられるような頭痛に悩まされている方も少なくありません。筋緊張型頭痛がその代表です。そんな方に、私は必ず「肩こりはありますか?」と質問をします。このタイプの頭痛には肩こり、首のこりが大きく関連するからです。

頭痛の中で一番多いのが筋緊張型頭痛で、男性よりも女性に圧倒的に多く見られます。女性は男性に比べて筋肉が少なく、重い頭部を支えなければならないため、肩にかかる負担も大きくなります。

肩こりは、普段から肩に力が入っていると起こりやすくなります。そのため、性格的に緊張しやすく、すぐに力んでしまう人は注意が必要です。自覚がなくても、ちょっとしたストレスで首・肩の筋肉が緊張します。心が緊張しているときには、体の筋肉も緊張しているのです。

緊張すると気・血の巡りが悪くなります。血の巡りがもともと悪い人は、著しく巡りが悪化します。血の流れを改善する代表的な漢方薬は、桂枝茯苓丸です。これは月経が原因で起こる頭痛の時にも紹介しましたね(4月27日号参照)。月経のある女性は血の巡りが重要なのです。

気の巡りがより悪いときは、気の流れを改善する漢方薬が必要となります。例えば、柴胡という生薬を含んだ漢方薬が代表です。

自分が緊張しやすいタイプがどうか知る方法が一つあります。子どもの頃を思い出してみてください。便秘はありませんでしたか。何か嫌なことや、緊張するようなことがあった時に、おなかが痛くなっていませんでしたか。そうであれば、緊張しやすい体質の可能性があります。普段の生活の中で体をほぐしたり、リラックスしたりする時間を取り入れましょう。