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貨物駅予定地が自動車学校に シリーズ27「小池町」

浜松市は今年7月市制100周年を迎えます。そこで、もっとよく浜松を知るために歴史や秘話を紹介していきます。今回は「駅」にまつわる話。時代の流れがわかります。(2011年1月13日号掲載)

doira110113A.jpg 昭和20年代までは道路の整備が進まず自動車の性能も悪かったため、多くの貨物は鉄道輸送に頼っていました。鈴木式織機(現スズキ)や遠州織機(現エンシュウ)は高塚駅から、日本楽器(現ヤマハ)天竜工場は天竜川駅から工場内に貨物線を引き込み、原料や製品を輸送。遠州鉄道二俣電車線(今の遠州鉄道鉄道線)でも日本楽器本社工場や日清紡績浜松工場などへ貨物線が入っていて、楽器や綿花・綿糸を鉄道輸送していました。また、同線の遠州馬込駅や遠州助信駅には貨物を降ろす場所があり、石炭などが全国から集結。昭和31年には遠州上島駅に日本石油の貨物側線ができ、その後航空自衛隊のジェット燃料輸送などで側線が増え、タンク車などの貨車があふれてしまいました。


doira110113B.gif そこで遠鉄は遠州上島駅の一つ隣の遠州市場駅北側に広大な用地を取得し、貨物の総合駅をつくることに。しかし石炭やコークスを燃料とする時代は終わりを告げ、貨物輸送も自動車に移行。昭和30年代後半にはマイカー時代が到来し多くの人たちが自動車の運転免許を取るようになりました。そこで遠鉄はこの貨物総合駅予定地を自動車学校として活用することにし、昭和40年5月1日遠鉄自動車学校が開校。これにより遠州市場駅は昭和41年に自動車学校前駅と改称したのです。

(協力/浜松市史編さん執筆委員 鈴木正之さん)

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