暮らし

基本はタイヤとブレーキ

自転車のお手入れと点検

(2016年3月24日号掲載)

基本は乾拭きで

Q:自転車は洗っていいの?
A:いわゆるママチャリや通学用の自転車は基本的に防水ではないので、洗車はお勧めできません。ホコリが付いたときは、乾いた布で拭くといいでしょう。汚れが気になる時は液体ワックスを使うと取れやすくなります。自転車用がありますが、車用でも問題はありません。
もちろん、保管場所も大切です。屋根があっても外に置けば、ほこりはたまり、サビも発生しやすくなります。

サビ対処は間違えると悪化

Q:サビの対処法を教えて。
さびたハブとスポーク
A:さびない材質はありませんが、ステンレスや真鍮はさびが発生しにくいのが特長です。一方、鉄はさびやすいもの。ハブやスポーク、ビス、荷物入れのかごなどに使われている場合、雨にぬれたり湿ったりした後に放っておくとさびが付きやすくなります。鉄にメッキが塗られていても、ちょっとした傷がつくと、そこからさびが発生し広がっていくこともあります。
鉄さびはブラシで磨くとさらに広がります。こうした予備知識がないままさび落としをあれこれ試すと、かえって悪化させることもあります。さびが気になるようなら自己判断せず、自転車店でアドバイスを受けた方がいいでしょう。そして、さびる前に日頃から乾拭きしておくことをお勧めします。

空気圧は必ずチェック

Q:欠かせない点検は?
A:乗る前に絶対に確認してほしいのはタイヤです。タイヤに十分な空気が入っていないとチューブがタイヤゴムの中で固定されず、動いて削れることがあります。また、タイヤは段差の乗り上げなどの瞬間的ショックで変形するため、サイドのゴムが割れたりタイヤのリム(輪の部分)が傷んだりします。
 空気が抜けるのが早い場合、パンクではなく、空気を入れるバルブに付いた虫ゴムが劣化していることもあります。空気を入れる際にバルブを外してみましょう。外れにくかったら劣化の可能性大。
乗る前に空気が十分に入っているか、毎日の点検を忘れずに。反対に空気が入り過ぎるとタイヤがバーストする危険性があります。
バルブを外して虫ゴムを確認しよう。真ん中が正常、右が劣化した虫ゴムで溶けたゴムが密着し外れにくい

片手ブレーキでタイヤに穴

Q:ブレーキも大事ですよね?
引きしろを確かめて
A:もちろんです。ブレーキバーを3分の1ぐらい引いたときにブレーキがかかるかどうか、チェックしてみてください。ブレーキパッドがすり減っていると、引きしろが大きくなります。また、ブレーキバーが重い時は、ワイヤーがさびていたり、スポークが折れていたりすることがあります。
 最近、スマホなどを持って片手ハンドルで運転している光景を見掛けますが、片手ブレーキを続けているとタイヤの1カ所だけに負荷がかかるため、タイヤゴムがすれて穴が開いてしまいます。両手ハンドル、両手ブレーキは安全面から考えても大切です。

取材協力:米山サイクル(浜松市中区向宿2丁目/TEL:053-461-3500)