暮らし

まち歩きイラスト紀行

夏の袋井編

(2016年7月14日号掲載)

小暑も過ぎていよいよ夏。半袖の季節がやってきた。

気温が上がる前の朝7時、袋井のクラウンメロンの集荷場を覗くと農家さんたちが30人くらい集まってもうバリバリに働いていた。お中元シーズンを迎え、丁寧に箱詰めされたメロン約1300箱を自分たちの手で一つひとつ品質検査し、浜松はもちろん東京や大阪、北九州まで、全国の市場へ出荷していく。

色白できめ細やかな編み目、愛らしい丸みの肩のラインとスラリと伸びた真っ直ぐなツル。女としてなぜか嫉妬を覚える完璧さ。しかも熟してきたらいい香りまで放つっていうからもう完敗...とショボくれていたら、糖度検査をしていたお兄さんがカットメロンをおすそ分けしてくれた。すかさずパクついてみると、もうメロンメロン...。

高校を卒業してから今日までメロン一筋の支所長・鈴木和雄さんもメロン似のまぁるくて優しいお方。「いつか原産地のアフリカ・ニジェール川のほとりに行ってみたい」だなんて、夢も上級!

編集・文:びぶれ 鈴木雅代
イラスト:瀬下 亜希