暮らし

こぼした灯油には小麦粉、手にはサラダ油を!

灯油の臭い消し

(2016年12月1日号掲載)

暖房器具を使うこの時期、出番が多くなる灯油。タンクに移す時、うっかり玄関にこぼしたり、手に付いてしまったりという経験はありませんか。あのいや~な臭いを取り除く方法をそれぞれ試してみました。

実験方法

こぼした!

玄関にこぼした灯油をぼろ布に吸い取らせ、小麦粉、洗濯用粉末洗剤、緑茶の葉、コーヒーの粉をそれぞれ振りかけて1分ほど置く。灯油を吸ったらほうきで集めて捨てる。

手に付いた!

サラダ油、おしゃれ着洗い洗剤、ミカンの皮を手になじませてからせっけんで手を洗う。

まずは、こぼした灯油の実験から。小麦粉はさらさらとした粉がしっかりと油に吸着し、粉を取り除いたあとはかなり鼻を近づけないと臭いがわからないぐらい緩和しました。洗濯用洗剤も小麦粉より若干劣りますが、洗剤の香りもあまりなく臭いが薄まっていました。緑茶の葉も洗剤と同様にお茶の香りが残ることなく吸収、コーヒーでは臭いは弱くなりますがコーヒーの香りが少し残る結果に。時間が経つにつれて揮発していくので時間を置けばどれも臭いは薄くなっていきますが、実験直後の臭いの消え具合は小麦粉→洗剤→緑茶とコーヒーの順で、小麦粉が優秀ということがわかりました。ほかの3つより小麦粉の粒子が細かいため灯油を吸い取っているようで、粉を払った後の染みを比べても一番薄くなっていたのは小麦粉。小麦粉パワー恐るべし!

緑茶とコーヒーについては出がらしでも試してみましたが、水分が残っている状態ではほとんど臭いを吸収せず、むしろ灯油と混ざって異臭に...。掃除後も緑茶とコーヒーの色が付いてしまったのでお薦めできません。出がらしはよく乾燥させてから使う方がいいようです。

続いて、手に付いた灯油の臭い消しに挑戦。サラダ油は、手をせっけんで洗い流した後にしっとり感が残りますが臭い落ちはしっかり。おしゃれ着洗い洗剤は、手に付けた瞬間から灯油となじんでいく様子が目に見えました。しかし期待したほどの効果はなく、灯油と洗剤の臭いが混ざってぬめりも残る結果に。ミカンは皮に含まれる成分が灯油を落としてくれるようで、手のべたつきがなくなりキュキュっとした感触に!ただ、油落ちは良かったのですが臭いの残り具合としてはもう一息というところ。以上の結果から、臭いと手のべたつき共に落としてくれるのがサラダ油でした。

今回の実験結果を覚えておけば、うっかり灯油をこぼしてしまっても今年の冬は臭い知らず!どれも家庭にある材料なので慌てずに対処してくださいね。