暮らし

びっしょり窓に!

冬の結露防止対策

(2017年1月12日号掲載)

寒さが厳しくなると悩まされるのが結露。窓びっしりの水滴を毎朝拭くのは大変!放っておいて窓枠やカーテン、壁などにカビが生えたり染みになったりするのも困りますよね。そこで身近なものを使ってお金をかけない結露の防ぎ方を実験しました。

食器用中性洗剤を塗るのが効果的!

実験方法

透明なガラスのコップを用意し、1~4を施した後、水と氷をいっぱいまで注いで結露状態を作る。

  1. 水100ccに対し大さじ1の食塩水を溶かしたものをコップの表面に塗る
  2. 水150ccに対し大さじ1の食器用中性洗剤を溶かし泡立てたものをコップの表面に塗る
  3. 新聞紙をコップに巻き付ける
  4. クッション材をコップに巻き付ける

水と氷を注いで5分後、早くも曇りガラスになったのは塩水。その後も結露が進み、15分後には全体にびっしりと結露が発生。30分後には水滴がつたいはじめ、コップの底がびしょびしょになりました。経過を見る限り塩水を塗った効果は感じられず...他のコップより氷の解けるスピードが速かったのが印象的でした。

洗剤水は5分過ぎてもコップの表面には変化がなく、10分後にコップを触ると少し濡れている程度。1時間経ってもまったく曇らず見た目では水滴もなし。隣の塩水と比べても一目瞭然でこれは期待大!その後1時間経ってもコップに変化はなく、ダントツの効果でした。曇らないのは界面活性剤の性質で窓についた水分が水滴になる前に広がり薄い膜となっているためだとか。広がった水分は部屋の暖かさで乾きやすくなっているので水滴にならず、結果として結露を防いでくれるようです。この利点を生かせば車のガラスや鏡、メガネなどの曇り止めにも応用できそうですね。

洗剤水の次に優秀だったのが新聞紙。開始から15分程かけて徐々に新聞紙がしっとりするも濡れず、15分後にコップの内外に水滴が出始めてもびしょびしょになることはありませんでした。1時間後にはさすがに濡れてしまいましたが、新聞紙が吸い取ったおかげでコップの底にも水滴が落ちず、巻くことによってコップのひんやり感も軽減されていました。結露を防ぎながら保温性を求めるなら新聞紙もおすすめです。

クッション材は、10分後には水滴が付き始めクッション材にもびっしり。クッション材を外せば水滴が流れ落ちますが、底の水滴も少量。厚みがあるので4つの中で一番保温性にも優れていました。

今回は食器用洗剤に軍配が上がりましたが、結露を防ぐには新聞紙、断熱効果を求めるならクッション材も適しています。賢い結露対策で今年の冬は快適に過ごしましょう。

20分経過すると曇りや水滴が見られ(上)、35分が過ぎると水滴が流れ落ちるものも(下)。コップに水と氷だけを入れた場合、5分で曇り始めて20分で水滴が付き、30分で水滴に覆われてびっしょりに。