暮らし

まち歩きイラスト紀行

華やぐ浜松まちなか編

(2017年2月9日号掲載)

桃色の春コートに惹かれてデパートに入ると、みやびやかなひな人形が目に飛び込んできた。もうじき、ひな祭りだもんね。

十二単のお人形もステキだけど、ひな祭りの主役はやっぱり人間の女の子!というわけで子供用着物を見に行ってみた。真っ赤は伝統的な色名で「緋色」。昔は位の高い人だけが身に付けた色なんだって。古典柄には成長が早く真っ直ぐ伸びる笹が描かれていたり、女の子が大好きな遊び道具の鞠が刺繍されていたり。愛らしさと娘の幸せを願う親の想いが込められていて、なんだかジーンときちゃったなぁ。

さらにお店の人が現代柄も見せてくれた。パステルカラーのピンクの桜がちりばめられていたり、草履が大人びた黒だったり。こっちは今っぽくて若いママに人気ありそう。見せてもらったのはリサイクル品だったからフルセットで4 000円ぐらい。これなら手巻きずしの醤油がポタリと着物にこぼれても親も笑顔でいられそう!

今年のひな祭り、主役の女の子たちが着物姿だったら家族全員メロメロだろうなー。

取材協力/きものリサイクル専門店・かねた忠右衛門

編集・文:びぶれ 鈴木雅代
イラスト:瀬下 亜希