暮らし

がんばる応援隊シリーズ4 はままつフルーツパーク時之栖

(2019年11月21日号掲載)

1996年開園、2013年より株式会社時之栖が管理運営。天浜線「フルーツパーク」駅から広がる敷地で果樹約160種、4,300本を栽培。収穫体験や食事、レジャーが楽める。

はままつフルーツパーク時之栖 園長山下 剛さん

今年4月から園長に就任。浜松市から受け継いだ際にも園長を務めていたことからフルーツパークには思い入れがある。単身赴任中でも三島の自宅の花の世話は欠かさない。

第4回は、天浜線フルーツパーク駅が玄関口となっている、はままつフルーツパーク時之栖を訪問。園長の山下剛さんにプロジェクトと観光発展への期待について伺いました。

通勤通学の人は車窓から、観光客は玄関口の駅で、花と実を楽しんでほしい

10月10日(木)フルーツパーク駅ホームの向かいを整地して、浜松南ロータリークラブ、フルーツパーク、天竜浜名湖鉄道、浜松いわた信用金庫の職員70名が参加し、キンカン、シラーシベリカ、ゼフィランサス、リコリス・コスプレンゲリー約700株を植栽しました。

今年の10月、花のリレー・プロジェクトでロータリークラブや浜松いわた信用金庫の皆さんとともに、観光客の玄関口・フルーツパーク駅の20mにわたる区間に花を植えました。当社から参加したのはマネージャークラスの社員や東側農園の担当者20名ほど。果樹の世話をしているプロですから、来春、花が咲き始めれば、天浜線沿線の花のリレーとしての意識が高まり、新たなアイデアもいろいろ出てくると期待しています。

天浜線利用者は通勤通学の方が多いので、年中同じ花が咲いているのではなく、季節を感じるような植栽を考えました。また、植栽した場所は、観光客の方が天浜線を降りた際の玄関口でもあります。来年の春先には水仙の花が咲き、金柑は成長するごとに花と実で目を楽しませてくれることでしょう。

沿線スポットをつなぐ急がないローカル旅は新たな観光の可能性が高い

うちを含め、どこの観光スポットでも集客には悩みますが、割引券を出してお客を集めても、金額の割引はリピートにつながらないですね。それより、木の実一つ持って帰るとか、すてきな写真を撮れるとか、そこにしかない特徴的なスポットをつくるとか、記憶に残るものがあれば人はまた訪れます。

中国から私が弟のように可愛がっている友人が来日した時のこと。静岡富士山空港からタクシーで掛川駅へ、そして天浜線に乗ってきたのですが、ものすごく喜んでくれましてね。カメラ好きでもある彼は、車窓から眺める里山の風景に感激し、ローカルな旅を楽しんだようです。

いまインバウンドの観光が盛んで、中でも日本のローカルな旅に注目が集まっています。天浜線を生かすには「急がない旅」をアピールするのが一番だと思いますね。花のリレー・プロジェクトを機に、土地の食材を生かした食事や沿線の特産品、宿泊施設、観光スポットを連携し、天浜線の各駅に降りてはまた乗って、季節の花を眺めつつ沿線の地域をのんびり歩く。そんな、急がない旅を目玉とした観光の発展に大きな可能性を感じます。

今後の活動予定

11月23日(土・祝)岩水寺駅
ヒナハチジョウ、ノリウツギ、フジバカマ、ツワブキを植栽予定
11月23日(土・祝)岩水寺-宮口間
ヒナハチジョウを植栽予定
12月14日(土)豊岡駅
ヒナハチジョウ、ハナトラノオ、野の花マットを植栽予定
12月21日(土)敷地駅
ヒナハチジョウ、ノリウツギ、ヘレニウム、クニフォフィアを植栽予定

花のリレープロジェクトとは

「浜松いわた信用金庫」、「天竜浜名湖鉄道」、「はままつフラワーパーク」の3つの企業が母体となり、地域に暮らすみなさんと一緒に天竜浜名湖鉄道の沿線に花を植えることで地域の活性化を目指すプロジェクトです。

アダプト・プログラムとは

アダプト(ADOPT)とは英語で「○○を養子にする」の意味。一定区画の公共の場所を養子に見立て、市民がわが子のように愛情をもって面倒をみる(=清掃美化を行い)ことを「アダプト・プログラム」といいます。