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がんばる応援隊シリーズ5 静岡県立湖北高校

(2019年12月19日号掲載)

2015年、引佐高校・気賀高校・三ヶ日高校を統合し開校。全国でも珍しい、普通科と農業科・工業科・商業科の3つの専門学科を併置という特色を生かし、地域社会の発展に貢献する人材育成を目指している。

静岡県立湖北高校の皆さん

第5回は、金指駅のすぐ北側にある静岡県立湖北高校を訪ねました。プロジェクトについて話をしてくれたのは、産業マネジメントⅠ(農業)科・栽培科学類型の野菜と草花を専攻する3年生の皆さんと先生。夢いっぱいの若いエネルギーに満ちあふれていました。

参加者の多さにびっくり。大人たちと交流しながらテキパキと植栽

11月9日、整地した天浜線金指駅の線路沿い、95m×3.5mの区間で、はままつフラワーパークの指導のもと、浜松ロータリークラブ、地元企業、中高生など10団体、113名による植栽を実施。ユキヤナギ、シモツケ、フジバカマが来春から順次花を咲かせます。

浜名湖が眼下に広がる高台に建つ湖北高校。三ヶ日や湖西、浜北などから最寄りの金指駅まで天浜線に乗って通学する生徒も多い。最初に花のリレー・プロジェクトの話を聞いた際、農業科の栽培専攻を受け持つ先生は、「プロジェクト1年目に花を植えることは、3年生の生徒にとっても思い出深いものになるだろうし、地域の活性化につながる大切な活動だと思い、参加しました」と話す。

11月9日、天浜線金指駅の線路沿い、95mの区間で10団体、113名による植栽が行われ、湖北高校からも野菜専攻と草花専攻の生徒約20名が参加した。「授業の延長のつもりで行ったら、大勢の人がいてびっくり。大人の間に入ってサクサク作業しました」と話すように、ふだん草花の栽培を行っている生徒たちにとっては、難しいユキヤナギの苗木植えも手馴れたもの。「葉っぱの多い元気な方を列車に向けて植えてください」と指導され、「列車からどう見えるのかな」「きれいに咲くといいね」と地元の人たちと話しながら、1時間ほどで植栽を終了した。

花の世話や活動のPR。高校生としてできることを積極的にやっていこう!

「アダプトプログラムとは、花を植えた場所を養子に見立てて、我が子のように愛情を持って面倒をみること」と知った生徒たちから、次々と意見が飛び出す。「通学時はみんな窓のカーテンを閉めてスマホを見ているけど、花が咲いたら外の風景も見てほしいな」。「活動を学校のHPにアップし、SNSで広まれば、来年入学を考えている子も見てくれるよ」。「花壇の写真を撮って新聞を作り、地域の掲示板などに貼ってもらっては?」「学校全体で取り組むとか、他の学校と協力し合えたらいいね」と、アイデアが止まらない。

「将来、私に子どもができた時、お母さんが植えたこの花たちも家族なんだよ、と言えたらうれしい」、「遠くからも、私たちが植えた花をぜひ見に来て欲しい」と話す生徒たち。そう、自分たちの花壇だと思うと愛情がわき、誇りに思えてくるのだ。

今後の活動予定

12月21日(土)敷地駅
ヒナハチジョウ、ノリウツギ、ヘレニウム、クニフォフィアを植栽予定
1月25日(土)寸座駅
アナベル、スイセンを植栽予定
2月1日(土)細谷駅
ユキヤナギを植栽予定
2月1日(土)遠州森駅
ヒナハチジョウ、アジサイを植栽予定

花のリレープロジェクトとは

「浜松いわた信用金庫」、「天竜浜名湖鉄道」、「はままつフラワーパーク」の3つの企業が母体となり、地域に暮らすみなさんと一緒に天竜浜名湖鉄道の沿線に花を植えることで地域の活性化を目指すプロジェクトです。

アダプト・プログラムとは

アダプト(ADOPT)とは英語で「○○を養子にする」の意味。一定区画の公共の場所を養子に見立て、市民がわが子のように愛情をもって面倒をみる(=清掃美化を行い)ことを「アダプト・プログラム」といいます。