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知らないと損する女性のためのマネー講座-その4

納めた税金が返ってくる年末調整ってどんな仕組み?

(2015年11月5日号掲載)

控除を申告!納税額を再計算

年末調整とは1年間の給与から源泉徴収された所得税を、年末に計算し直して過不足を調整する手続きのことです。対象者は、1年通じて勤務している人(年の途中で就職し年末まで働いている人を含む)。正社員だけでなく、アルバイトも含みます。

サラリーマンや公務員は通常、給与から自動的に天引きされる形で税金を納めています。ですが、この納付額は各種控除などが考慮されておらず、本来納めるべき金額と必ずしも一致するわけではありません。そのため、1年の終わりに扶養家族の人数や適用される控除などを再計算し、税金を払い込み過ぎている場合は差額分が税務署から還付される仕組みになっています。

保険と扶養の二本柱

年末調整で申告する控除は「扶養控除」「保険料控除」の2つが代表的です。扶養控除は、配偶者や16歳以上の子ども、両親などを養っている人の税負担を減らすためのもの。配偶者の年収が103万円以下であれば配偶者控除を受けることができます。また、103万円を超えても、段階的に控除が受けられる「配偶者特別控除」が利用できます。

保険料控除は、生命保険や介護医療保険の加入者が対象で、最大12万円の控除が受けられます。そのため夫名義で生命保険に加入しており、なおかつ現在働いている女性は、保険を自分名義に変更すれば夫と妻とでそれぞれ控除が受けられるため有利です。

ついでに契約状況もチェック

住宅ローンを利用している人は、「住宅ローン控除」も忘れずに。申告すれば、ローン残高の1%分の所得税が控除されます。期間は最長10年間。ただし1年目のみ、確定申告が必要です。

年末調整は還付金が受けられるだけでなく、自分の保険の加入状況やローン残高などを確認するいい機会でもあります。自分の契約状況をチェックして、忘れずに申告しましょう。

【取材協力】
ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士有資格者 初世真紀子さん