変幻自在のポリウレタン Vol.19 株式会社ポリシス
プラスチックの一種であるポリウレタン樹脂を専門に扱うポリシス。発想の転換やミスを生かして独自の技術を開発しています。(2012年2月23日号掲載)
株式会社ポリシス
[住所] 浜松市浜北区寺島2374-1[創業] 1995年
[資本金] 1,000万円
[売上高] 1億3,300万円(2010年7月期)
[社員数] 7名(男4名・女3名)
[TEL] 053-586-9410
[URL] http://polysis.jp
注射の練習台も
普段は固いプラスチックが、60℃のぬるま湯につけるだけで粘土のようにグニャグニャに!そんな不思議な物質「自由変形樹脂」を作っているのがポリシスです。冷めると固くなることから、不安定な物を固定する接着剤のような使い方ができます。「今まではこの程度の温度で溶ける樹脂は使い物にならないと思われていました。発想の転換ですね」と毛利俊甫社長は語ります。
加工方法によって硬さや色、形を自由に変えることができるのがポリウレタンの最大の特長。同社はこれをスポンジ状にしてセシウムを吸収するフィルターを作ったり、適度な弾力を持つ硬さに固めて防振・防音材に使ったりと幅広い製品を生み出しています。「人肌の感触を再現した素材もあります。医者が注射の練習をするために使うんですよ」
失敗から生まれた技術
同社オンリーワンの技術は、100%プラスチックでできた製品を作り出せるところ。普通のプラスチックは石油系のオイルを混ぜて作りますが、この方法だとボロボロになりやすいという問題がありました。同社の製品は余分なものを混ぜない分、長持ちするというわけです。
「この技術は実は失敗から生まれたんです」と毛利社長。15年前、計算ミスで材料の種類や配合を間違えた製品を、試しに耐久テストしてみたら予想外に丈夫であることが判明。「それで早速、商品化しました。ミスを面白がって検証する、これが成功の秘けつですね」と笑います。













