「使える庭」のある暮らし発見!お庭の上手な活用術
「愛でる庭」から「使える庭」へ。外でも内でもない空間を作り、趣味や仕事などさまざまな目的に合わせて庭を有効利用するお宅が増えています。読者の木谷綾子さんが暮らしを豊かにする新しい活用法を探りました。
もうひとつのリビングルーム
最初に足を運んだのは、エクステリアの総合メーカー、東洋エクステリア株式会社浜松ショールーム(浜松市中区佐藤2丁目)。 エクステリアアドバイザーの鈴木智子さんが紹介してくれたのは、 ガーデンルーム「エクシオールNEW暖蘭(だんらん)物語」です。
「最近は日本家屋に合わせたモダンなデザインが登場しています。 外部の視線をさりげなくかわすフェンスをお求めのお客様も多いですね」。 開放的なスペースに身を置いて、木谷さんの表情もやわらか。 「これはくつろぎますね」と手足を伸ばします。 花や観葉植物を育てたり雨の日の洗濯物干しスペースに使ったりするほか、 最近では庭を眺めながら食事を楽しむなど、もうひとつのリビングルームとして使うケースが 増えているそう。また、外でも内でもない中間的な空間はペットの居場所にもぴったり。 「庭先の犬小屋で一人ぼっちだったワンちゃんが、ぐんと身近になります。 タイルや人工木材の床はお手入れもラクですよ」と鈴木さんは説明します。
ライフスタイルの多様化に伴い、住んでいる家の雰囲気や個々の感性に合わせて自分らしく庭をコーディネートしたいというニーズが高まっています。 鈴木さんはさまざまなアイテムを自由に選んで自分好みにカスタマイズできる「プラスG」を紹介してくれました。「庭を間取るという発想から生まれたこの商品。フレーム、スクリーン、ルーフなど、多彩なアイテムを組み合わせてセミオーダー感覚で実現できます」。和風モダンのモデルルームでくつろぐ木谷さんは「こんな部屋があったら」と気に入った様子です。

陽だまりのトリミングサロン
続いて訪ねたのは、ガーデンルームを活用してペットサロンを営む、トリミングサロン・グリーン(浜松市西区桜台4丁目)武田みどりさんのお宅。4匹の小型犬が元気よく出迎えてくれました。「二女の小学校入学を前に、実家から自宅へ仕事場を移したんです。視線の先は通学路。仕事の手を休めず、帰宅する娘たちを迎えられるのがいいですね」と語ります。
人懐こいホワイトペキニーズやシーズーをなでながら木谷さんが「こんなに気持ちいい場所でシャンプーやカットをしてもらったら、ワンちゃんたちもうれしいでしょうね」と言うと、武田さんは「寒い冬でもエアコンいらず。水を流すだけできれいになるタイルの床や足元を隠せる腰壁、フェンス付きのテラス、荷物を出し入れしやすい引き戸スロープなど使い勝手のよさを実感しています」と声を弾ませます。

遊び心をくすぐる庭続きのガレージ
大人になっても自分だけの秘密基地を持ちたいと願う男性は多いのではないでしょうか。浜松市東区の上嶋直人さん宅には従来の閉鎖的な車庫のイメージを一新した開放的なガレージリビングがあります。「可動式パネルを採用し、光と風を招き入れた明るい空間でのびのびと愛車に向き合っています。工具を置いたり、気に入った写真を飾ったりできるオプションの棚も便利ですよ」。庭やウッドデッキとゆるやかにつながるこのガレージは、趣味に熱中するあまり家族が置き去りになる心配もありません。
「庭にテーブルとチェアを置いてティータイムを楽しんだり、愛車をいじりながら庭遊びをする子どもたちに声を掛けたり、家族で過ごす時間が待ち遠しくなりました」。仕事から帰宅した途端に優しいパパの顔に変わり、愛娘を膝に抱く上嶋さん。自慢のわが家に元気な声と春の陽射しがあふれます。














