喜ぶ顔が見たいから発見!こだわりの贈り物
親しい人へのプレゼントやお世話になった方への贈り物。そこには贈る人の思いと感性が表れます。相手に喜んでもらうためのキーワードは「こだわり」。もらってうれしい、こだわりの贈り物を探しに、浜松市の中村由紀子さんが出掛けました。(2010年7月1日号掲載)
貴重な烏骨鶏卵で作るスイーツ
身近な贈り物といえば、家族みんなで楽しめるお菓子。中村さんは「自分が本当においしいと思った物を贈りたいですね」と語ります。そこで訪ねたのが、烏骨鶏卵で作ったスイーツなどを販売する烏骨鶏本舗。販売スタッフの清水久美子さんが説明してくれました。
「当店の商品は、すべて烏骨鶏卵が材料。烏骨鶏は古来、宮中で飼われていた天然記念物で、10日に1個(年間40個)しか産まない卵は貴重品です。ミネラルと栄養分を豊富に含んでいるんですよ」。同店が使う烏骨鶏は広大な養鶏牧場で純種を守りながら平飼いし、無農薬自家配合飼料とアルカリイオン水で大切に飼育されているそうです。「おいしさと一緒に健康や美容を贈ることができれば、相手に喜んでもらえそう」と中村さんは声を弾ませます。
際立つ卵の風味、お中元にも好適
魅力的な生菓子に目を奪われながら中村さんは「遠方への贈り物は日持ちが心配」とつぶやきます。そこで清水さんが焼き菓子のギフトセットを紹介してくれました。「かすていらのハーフサイズとバウムクーヘンを合わせた、烏骨鶏バウムセット(2835円)はいかがでしょうか。賞味期限は1カ月。お中元など、おのしを付けて当店から直接発送できますよ」
中村さんは鮮やかな黄色のスポンジに驚きつつ試食用のかすていらを口に運びます。「しっとりしていて、卵の風味が生きている。甘さ控えめのところがいいですね」。続いてバウムクーヘンも味わってみました。思わず笑顔の中村さんに清水さんは「一層一層がぎっしり詰まっていて、コーヒーとの相性が抜群ですよ」と語ります。贈り物と自宅用を中村さんは目を輝かせながら選んでいました。
華やかなインナーを親しい友達へ
続いて、誕生日を迎える親友のためにプレゼントを探そうと訪れたのが、インナーショップ「ジョリエンヌ」。インポート下着を中心に、ブラジャーやショーツなど女性を美しく見せるインナーを厳選してそろえています。オーナーの秀山節子さんは「たかがインナー。でも、あなどれないのがインナー。着ていて気持ちよいこと、楽しいこと、シルエットがきれいなことが3条件」と話します。
迷っている中村さんに秀山さんは「ご本人に試着して選んでいただくのが、一番よいのですが」と前置きしておすすめのソフトキャミ(ブラ付きキャミ)を取り出しました。きれいなピンク色で胸元と裾にレースをあしらった一枚です。「肌に触れる身生地は綿100%。シルクのような感触が人気です」。正確なサイズがわからなくてもS、M、Lといった洋服サイズで選べるので安心。胸囲やアンダーバストがわかれば、セミオーダーも可能だそうです。「自分では買わないちょっとひねったプレゼントがコツ。パッケージを開けた時の感動も大切に」というアドバイスに、中村さんは納得してうなずきます。
かれんな花にメッセージを込めて
贈り物の定番といえば花。国内外の多彩な花を仕入れ、自由な感性でアレンジする株式会社ハナ清有玉作業所で、スタッフの丸井智絵さんに聞きました。「恋人のために誕生花を年齢の数だけという男性のお客様も。花言葉に思いを託すのもすてきですよ」。中村さんは淡いピンクに少し青みがかったバラを手に取り「これ、とてもいい香りですね」と、鼻を近付けます。「オールドローズという品種で香水やアロマキャンドルのような芳醇な香りが人気。プレゼントに1本添えるだけでも喜ばれます」
開店祝いや新築祝いといえば胡蝶蘭。ブラザーガールという珍しい品種を見せてもらいました。「赤と白の模様が独特。変わり種で印象付けるのもひとつの手です」。これからはひまわりやアンスリウムの季節。丸井さんは「切り花は、毎日水をかえて延命剤を利用するほか、エアコンの風が当たらない涼しい場所に置いてくださいね」と語ります。
受け取る人はもちろん、贈り手もワクワクさせる花選び。相手の個性や趣味を思い描きながら、喜ばれる品を一生懸命探すこと。その行為そのものが「贈る心」といえそうです。













