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自然や文化に触れるグリーンツーリズムで森町を満喫

グリーンツーリズムとは自然豊かな土地に滞在し、そこに暮らす人たちとの交流を楽しむ旅のこと。今回は読者の宮木朱根さんと二見純子さんが、文化や食の体験を通して夏の森町を楽しみました。(2010年7月22日号掲載)

オリジナルハンカチを制作

宮木さんと二見さんが訪れたのは、さまざまな創作体験やアウトドア体験ができるアクティ森。今回は、メロンやお茶、栗など、森町周辺の植物を用いて染めあげるハンカチの草木染めに挑戦しました。

講師の杉山真枝さんの説明を聞きながら、色合いやデザインを考える二人。テーマを「自分」に決めた宮木さんは、生まれ年の干支にちなんでウサギの模様を施すことに。チョイスした染料は名前と同じアカネです。二見さんのテーマは「金運」。招き猫の柄を、風水を取り入れメロンの黄色で染めることにしました。

まずウサギと招き猫の木型を布に当てて添え木で固定。そして絞り模様を入れたい場所を輪ゴムで縛ります。「絞りの柄は、ゴムで縛るときの力の入れ具合によっても形が違ってくるんですよ」という杉山さんの指導に「同じ作品は二つとできないんですよね」と二人は楽しそうに作業を続けます。

温めた染料の中にゆっくりと布を浸し、その後媒染剤を使って色を定着させます。染めの所要時間は15分ほど。色がしっかり付いたら脱水して陰干しし、完成です。木型と輪ゴムを外して染めあがったハンカチを見た二人は、「思ったより簡単にきれいにできて感激しました。職場に持っていって自慢します」と満足そうでした。

手作りのそばに舌鼓

「そろそろおなかがすいてきたね」と宮木さんと二見さん。次は二人が楽しみにしていたそば打ちです。アクティ森に隣接する、手づくりそばほっとりの舩木(ふなき)ひで子さんに、そばの打ち方を教えてもらいました。

「そばは生き物です。粉に混ぜるお湯の量が少しでも違っているとうまくできません」と舩木さん。「時間をかけすぎるとそばがはぜてしまうので気をつけて」というアドバイスに宮木さんと二見さんは緊張の面もちです。

まずふるった粉に沸騰したお湯を入れて練り上げます。「350回練ってね」という舩木さんの言葉に驚く二人でしたが頑張ってしっかり練り上げたそばの種は柔らかく、まるで耳たぶのよう。その種を今度はのし棒を使って伸ばしていきます。「そばが切れないように、のし棒をうまく使って少しずつ伸ばしていくのがコツですね」と二見さん。きれいに四角く伸ばしたら折りたたみ、細長く包丁を入れます。「2ミリ幅に切るのが大変」と宮木さんは慎重に切っていきます。

やっとできた生そばをゆでてもらい待ちに待った昼食です。「すごくコシがありますね。自分が打ったそばが食べられてうれしい」と味わう二人。丁寧に作ったそばだけに、喜びもひとしおです。

築300年の家屋で民泊体験

おなかがいっぱいになった二人は、太田川ダムの方面にある友田家住宅を見学に。現当主は47代目、妻の友田かねさんにお話を伺いました。

友田家は18世紀初頭に建てられた家屋。300余年を経た重厚な梁や柱などの建築部材は、見応えのある赤松や栗などが使用され、国の重要文化財に指定されています。「この家に20年前まで住んでいたんですよ」という友田さんの話に、「それできれいなまま保存されているんですね」と納得する二人。美しく組まれたかやぶき屋根や、昔の人の暮らしぶりが感じられる室内を興味深く見学します。

当時の趣を残す囲炉裏(いろり)や竈(かまど)はいまだに現役です。「この家で民泊もできるんですよ。泊まられたお客さんに、竈で炊いたご飯を食べてもらっています」と友田さん。

「夏はとても涼しそうですね。大広間で寝たら気持ちが良さそう」と二人は目を輝かせていました。

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