特集

暮らしをもっと豊かにする

サーラプラザ佐鳴台

(2017年7月13日号掲載)

今年4月にオープンした「サーラプラザ佐鳴台」は、食と住まいをテーマにしたコミュニティ・スペース。開業以来、さまざまな体験やイベントが行われ、新しい文化スポットとして注目を集めつつある。

食と住まいの学びの場

ウェルカムホール

施設の窓口となる建物。イベントスペースがあり、さまざまなワークショップが開催できる

浜松市中区佐鳴台、オレンジストリート。さまざまな店舗が立ち並ぶこの大通りに、今年4月、新たなコミュニティ・スペースがオープンした。サーラグループが運営する「サーラプラザ佐鳴台」だ。

正方形の敷地内には、白い屋根の建物が4つ。入口にある「ウェルカムホール」をはじめ、「食ラボ」「住まいラボ」「カフェ」が中庭を囲むようにして建ち並んでいる。施設内では定期的にイベントやワークショップが開催され、たくさんの参加者が体験を楽しんでいる様子を見ることができる。

「コンセプトは『もうひとつのリビングルーム』。地域の人々が気軽にここを訪れ、より良い生活を送るためのヒントが得られる施設を目指しています」

マネージャーの奥田さんがそう話すように、これまでフルーツカービングやラテアート、漬物講座など、毎日の暮らしを豊かにする体験会が行われてきた。

施設の総合窓口でもある「ウェルカムホール」にはイベントスペースがあり、ここで簡単なワークショップなども行うことができる。小さい子どもを持つ親も気軽に立ち寄れるよう、キッズスペースや授乳室も完備されている。

施設の中核をなすのは「食ラボ」と「住まいラボ」だ。キッチン設備を持つ「食ラボ」では、食やエネルギーに関する講座が行われる。今後は地元の飲食店のシェフやパティシエを招いての料理教室なども計画されている。

「住まいラボ」では、さまざまな住宅関連書籍を自由に読むことができる(会員制)。本や雑誌に囲まれた空間は、スピーチイベントなどの知的な企画ともぴったりとマッチ。建築に関するセミナーの実施や、リフォームなどの相談も受け付けている。いずれの施設も開放的な雰囲気の中、学びの時間を過ごすことができる。

創造的な生活をサポート

「作品の展示イベントをしたいと思って会場を探していた時、偶然ここを見つけました。施設の落ち着いた雰囲気が作品のイメージに合っていて、会場を見た瞬間、『ここだ』と思いました」

そう話すのは、浜松市在住のビーズアクセサリー作家・町野静恵さん。先月、ウェルカムホールで行われた「お気に入りのある暮らし展」を企画した主催者の一人だ。

15年前からビーズアクセサリーの制作を行っている町野さん。当初は対外的に販売を行っていたが、子育てが忙しくなり、友人関係の注文のみ受け付けるようになっていた。今年になって子育てもひと段落し、「何かやりたい」と思っていた矢先に、サーラプラザ佐鳴台の存在を知ったという。

当日はビーズアクセサリーのほか、知り合いの作家による布小物やキャンドルも展示販売。子どもでも楽しめるワークショップも行い、幅広い年齢の来場者とふれあえるイベントとなった。

「施設のスタッフの方がとても協力的で、お客さんの誘導をしてくれたり、作品に対して意見を言ってくれたりしました。来場していただいた方の生の声を聴くことができたので、今後の創作にも生かせそうです」

淡々と過ぎていく毎日だからこそ、ちょっとしたエッセンスで暮らしは劇的に変わっていく。豊かな暮らしとは、創造的な人生であること―。そんな風に考える人々が、サーラプラザ佐鳴台に集まっている。

食labo
6月に行われた株式会社丸越による「ぬか漬教室」。ぬか床の作り方や、ぬか漬の食べ比べなどが行われた
住まいlabo
トークイベント「TEDxHamamatsuSalon vol.5」の会場になった住まいlabo。参加者たちは「AI」をテーマに、自分の考えをプレゼンし、ディスカッションを行った
(※写真提供 TEDxHamamatsu)
Cafe

ブルックリンを基調にした開放感のあるカフェ。パスタやコーヒーをはじめ、ルーベンサンドイッチ、ダッチベイビーなど多彩なメニューを楽しめる

cafe and dining d-terrace TEL.053-477-7041
営業時間/10:00~21:30(LO 21:00)

サーラプラザ佐鳴台 TEL.0120-376-306
浜松市中区佐鳴台1-11-5
営業時間/10:00~18:00
(カフェは10:00~21:30)
休み/水曜、年末年始 駐車場/40台