特集

通学路の危険を調べよう

親子DIG(ディグ)で地震に備える

(2011年8月25日号掲載)

 

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まず小学4年生の侑香里ちゃんが通う浅間小学校への通学路を描き、地図上で危なそうな場所をチェック。その後、地図を持って孝枝ママと実際に小学校へ向かってみました。弟の有輝くん(年長)、妹の有里香ちゃん(年少)も一緒です。防災士の小林正人さんの説明を聞きながら歩きます。
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tokushu110825B1.jpg ►電線と電柱
「家が倒れると近くの電柱も倒れる危険性がある。電柱が倒れると電線が引っ張られて切れることもあるんだ。触ると感電死することもあるから、電線には絶対に触っちゃダメだよ」と小林さん。侑香里ちゃんは早速メモを取ります。




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►狭い道
揺れでハンドルを取られた車が歩行者に向かってくることも。そんなときはすぐそばの駐車場や空地に逃げよう。


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►橋
橋の上では振り落とされることも。「橋は渡り切るほうがいいけれど、無理だと思ったら欄干をつかんでしゃがもう」という小林さんのアドバイスを実践。


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►ブロック塀
ブロック塀は倒れてくることもあるから離れよう。



tokushu110825B6.jpg ►知っておこう
「あれは避難所のマークだよ。走って逃げる人の絵が描いてあるよね。その隣の手のマークは何だろう?」という小林さんの問いに、「お医者さん」と答えた有輝くん。「よく知ってるね!あれは"お医者さんが来る場所(応急救護所)"という印。手のひらに十字が描いてあるんだ」。浜松市内に201カ所ある避難所のうち、治療が受けられる場所は73カ所あるんだって。


 

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►公園
「公園にいたらどこに逃げる?」と小林さん。2人が「真ん中」と答えると、「そうだね。物が落ちてこない真ん中で低い姿勢でしゃがもう」と説明します。

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►滑り台
滑り台の上にいたら滑り降りようとしないで、上で柱をつかんで。






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tokushu110825C5.jpg ►河川
津波が来そうな川からはできるだけ離れて。「近くの高い建物に逃げればいいよね」と侑香里ちゃん。

►河川敷
河口から離れた広い河川敷なら、揺れが治まり次第堤防に上って様子をみよう。

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大地震だ!こんなときどうする?

tokushu110825C7.gif ►バスに乗っているとき
地震の規模が大きい場合、バスは運行を中止し、安全と思われる場所に停止します。扉を開け、乗客がいつでも避難できる状態に。揺れが治まったら運転手の指示に従って移動を。

tokushu110825D3.jpg ►デパートにいるとき
遠鉄百貨店の場合、緊急地震速報が出ると館内放送が流れます。通路や階段周辺など、少しでも広い場所で身をかがめて。地震による出火の可能性もあるので、揺れが治まり安全確認をしたら階段を使って外へ出ます。各フロアに誘導係がいるので指示に従いましょう。避難地は双葉小学校です。

►街中を歩いているとき
ビルのガラスや看板が落下する可能性があるので建物から離れるか、無理な場合は丈夫そうな建物の中の入り口付近に避難を。


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tokushu110825D5.gif いざというときのためにイメージづくりを

tokushu110825D4.jpg 浜松市危機管理課 小林正人さん
東日本大震災の視察および調査結果をもとに、現在浜松市は西区、南区における津波避難ビル指定のための協力依頼を行っています。ただし、東海・東南海・南海の三連動型地震になった場合の被害想定は、国もまだ発表できない段階です。

このような想定ができていない段階でも私たちができることは、防災講座や訓練を通して地震や津波などの正しい知識と情報を得ること。そこから地震が起きたときにどのように避難するのかをイメージしておくことが大切です。今回の通学路チェックもその一つ。ほかに家の中の危険を調べる「家庭内DIG」も、夏休みのうちに家族で楽しみながら行うことをお勧めします。

取材協力/浜松市危機管理課、遠州鉄道、遠鉄百貨店