特集

記事を切って貼り付ける

切り抜き新聞を作ってみよう

(2016年8月4日号掲載)

今年の夏休みは好きな新聞記事を集めて、自分だけの「切り抜き新聞」を作ってみよう。興味のあることや人に教えたいことを上手にまとめられると、世の中のことがもっと知りたくなってくるぞ。

小・中学生親子を対象にした「新聞スクラップの作り方講座」が7月9日、プレスタワー15階で行われた。子供たちは講師の横井さんから、題材の選び方やレイアウト方法、まとめ方のコツを聞き、オリジナルの切り抜き新聞を作成した。

地域NIE磐田会長 横井純夫さん
中学校教諭時代から現代に至るまで、子供たちの社会性を育むため新聞を積極的に活用した教育を実践。磐田市立神明中学校在職時には、全国小・中学校・PTA新聞コンクールで内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞を二度受賞するなど教育における新聞活用に精通している

新聞は、世の中の出来事を教えてくれます。

まずは新聞紙をざっと見てください。さまざまな文字や写真、図などが組み合わさって、一つの記事になっていますね。新聞は世の中に起こった出来事を、いろいろな手法と見せ方で分かりやすく伝えています。

今の世の中、「コミュニケーション能力」が大切だといわれています。コミュニケーション能力とは、自分の思っていることを筋道立てて伝える力のことです。

新聞には、みんなに情報を伝えるためのテクニックがぎっしりと詰まっています。例えばどの記事にも「5W1H」の情報がきちんと入っています。

5W1Hとは...
  • いつ/When
  • どこで/Where
  • だれが/Who
  • なにを/What
  • なぜ/Why
  • どのように/How

これら6つの要素が入っていれば、伝えたい情報を分かりやすく相手に伝えることができます。

また、新聞を教育に取り入れる活動をNIE(Newspaper in Education=教育に新聞を)といい、現在多くの学校で行っています。新聞を教育素材として使うには3つの方法があります。一つ目は何らかのテーマについて深く知りたい時、新聞の記事や写真を資料として使う「新聞活用」。二つ目は紙面の編集の仕方や、記事の書き方を学ぶ「新聞機能学習」。三つ目は取材や編集作業を通じて情報モラルを学ぶ「新聞づくり」です。

新聞の切り抜きを行うと、これら3つのポイントを自然に学ぶことができます。みなさんも自分の興味があるテーマに沿って、オリジナルの切り抜き新聞を作ってみてください。

新聞の"読み方"が分かると、世の中のいろいろなことに興味が沸いてきますよ。

新聞に載っている記事を切り抜いて、自分だけのオリジナル新聞を作ろう!テーマをしぼって記事を切り抜き、自分が伝えたいことを、読んだ人に分かってもらえるようなポスター型の新聞を作ってみよう。

  1. 興味のある記事を見つける
    新聞記事を読んで、興味・関心のある記事を見つけよう。新聞には政治や経済、社会問題といった硬派な記事から、文化やスポーツ、自分の暮らしている町の行事といった柔らかい記事まで、さまざまな情報が載っている。ポイントコラムや読者の投書欄など、小さな記事にも注目しよう。
  2. ジャンル別に分ける
    気になる記事が集まったら、ジャンル別に分けてみよう。
  3. テーマを大まかに決める
    切り抜きを通じて「何を伝えるか」を考え、テーマを大まかに決める。関係する記事を20本ぐらいピックアップしよう。
  4. 記事を切り抜く
    ハサミやカッターナイフを使って、記事をていねいに切り抜く。
  5. 配置を考える
    新聞を参考にして、ポスターに貼る記事や見出しの配置を考える。配置が決まったら、のりで貼り付ける。ポイント貼り付ける前に、記事をいくつかのグループに分けて配置する。
  6. コメントを書く
    記事を読んで、要約や感想、意見などのコメントを書き込む。文字はノートに書く程度の大きさでOK。読みやすいようにていねいに書こう。
  7. 見出しを付ける
    大見出しや小見出しを付けて、記事のグループごとに何を伝えたいのかをはっきりさせる。見出しは大きく、短く、人目を引くように書こう。新聞の見出しは大体8~12文字程度だ。
  8. 色や線で分かりやすくする
    矢印や太い線、イラスト、カラフルな色を使ってグループ同士の関係を分かりやすくする。グラフや表を入れてもグッド。ポイントアンケート結果などを入れると、テーマが身近に感じられるようになる。
  9. 全体のテーマを大きく書く
    全体のテーマを、最も大きな文字で書く。ポイント一番伝えたいことを、短い言葉でズバッと言おう。インパクトが大切だ。
  10. 「まとめ」を書いて完成
    「制作者の名前」を記入する。苦労や工夫したこと、何を伝えたいかなどの「まとめ」も書き込めば完成だ!

※写真は、7月9日に行われた「新聞スクラップの作り方講座」より

静岡新聞 夏休みの自由研究応援企画 切り抜き新聞コンクール開催

静岡新聞社浜松総局は「切り抜き新聞コンクール」を開催します。自分が興味のあるニュースを切り抜いて、自分だけの新聞を作って応募しよう。

テーマと作品の形

  1. テーマを6つの中から決める
    1. 井伊直虎について
    2. 浜松市の防災対策
    3. 18歳選挙権
    4. スマホの安全な使い方
    5. オリンピック(リオ・東京)
    6. その他自由テーマ
  2. 大きな台紙(模造紙サイズ788mm×1091mm程度)を使用する。記事のそばに必ず日付を書く。
  3. テーマ(題名)を大きく書く。
  4. 応募用紙にテーマや学んだこと、気がついたことなどを書いてまとめる。応募用紙は裏面に貼る。

応募用紙は静岡新聞のウェブサイトまで

応募概要

  • 応募対象/小学生・中学生
  • 応募締切/2016年10月31日
  • 入選発表/2016年11月30日 静岡新聞紙上
  • 賞/静岡新聞社賞、静岡新聞取扱い新聞販売店賞

お問い合せ応募先

〒430-0927 浜松市中区旭町11-1 静岡新聞社浜松総局業務部 053-455-3191

入賞作品はプレスタワー1階ロビーに展示されます。掲示期間2016年12月1日~12月15日迄