特集

可睡ゆりの園 7/2(日)まで開園中

思い思いに咲く、 百合たちの楽園。

(2017年6月1日号掲載)

世界150種余の百合が広がる「可睡ゆりの園」が、先月末にオープンした。7月2日(日)までの期間中、3万坪の広大な敷地に咲く、色彩豊かな百合の共演を楽しむことができる。

百合園に広がる色彩の魔術

2016年フォトコンテスト 大賞「夏空に輝く」
岡 博之さん(愛知県豊橋市) 6/10 撮影

百合は歩きながら見るのが一番美しい、という説がある。すらりと伸びた茎に咲く、つりがね型の大輪の花。その花々が、初夏の風を受けて一斉に揺れる様を見ると、確かにそんなような気もしてくるから不思議だ。

袋井市にある可睡ゆりの園に、今年も開花の季節がやってきた。開園期間の約1カ月間は、3万坪の広大な敷地に約150種の百合が花をつける。6月中旬までは色鮮やかなアジアティック(すかしゆり)系の品種が、それ以降は香り豊かなオリエンタル系の品種が見頃を迎える。

百合の色は大きく分けると白、黄色、オレンジ、赤、ピンクの五色。同園には一色でまとめられたエリアもあれば、さまざまな色が入り混じって咲くエリアもあり、歩みを進めるたびに違った光景を楽しむことができる。

園を訪れた際は、百合同士の色の組み合わせに注目してみよう。ピンクと白の組み合わせは優しく穏やかな印象、オレンジとピンクの組み合わせはオレンジが引き立って鮮やかに見える。遠くから眺めて見るのと、近くに寄って見るのとでは、色の見え方に違いが出るのも面白いところだ。

百合と野草の共演を愛でる

2016年フォトコンテスト 特選
「一面のゆり景色」 山田淳二さん
(愛知県知多郡阿久比町) 6/19 撮影
2016年 準特選「可憐に咲く」
佐藤泰弘さん(神奈川県茅ケ崎市) 6/11 撮影

「百合という一つの花だけで34年間、園を続けることができてありがたく思います」と話すのは同園のオーナー・川村好正さん。川村さんが百合園を作る際にこだわったのは「百合と野草の共存」だったという。

「可睡ゆりの園では、地面の土が見えないよう、草の刈り過ぎに気を付けています。普通の花畑なら雑草を取り除いてしまうのが普通ですが、ここの草は百合の花の色を引き立たせてくれる名脇役なのです」

生命力の強い百合の花は、多少草が周りに生えていても枯れることなく咲き続ける。むしろ草が生えていた方が、直射日光で地面が焼ける心配もない。より自然の姿に近い空間で百合の観賞を楽しむことができるのも、可睡ゆりの園の大きな魅力の一つなのだ。

園内の散策に疲れたら、休憩所で一休み。食事処では名物「ゆり根の天ぷら」を味わうことができる。晴れの日は太陽に照らされて輝き、雨の日はしっとりと濡れる百合の花。どんな天候でも、この時季ならではの楽しみ方ができる百合の楽園で、癒しのひと時を楽しみたい。


2016年 準特選「お出迎え」
小宅葉子さん
(袋井市) 6/24 撮影
2016年 準特選「咲き誇る」
井上アヤ子さん
(三重県亀山市) 6/4 撮影
2016年 準特選「彩りの丘」
堀住雅夫さん
(榛原郡吉田町) 6/12 撮影

巨大神代杉特別展示中

今から約2500年前(紀元前466年頃)、秋田県と山形県の境にそびえる鳥海山(2236m)の大噴火などによって、自生していた杉などの巨木がなぎ倒され、地中深くに埋没しました。その後、宅地開発や都市開発によって、偶然と奇跡によって発見された「埋もれ木」が園内に展示されています。巨大なる神代杉が、時代(とき)を越えて、私たちに遥かなる歴史を伝えてくれます。

可睡ゆりの園 フォトコンテスト作品募集中

  • テーマ/園内風景・スナップ写真・園内の花・ 可睡ゆりの園をPRするにふさわしい作品
  • 期間/開園中(7月2日まで)
  • 応募サイズ/カラー4切プリント、カラーA4 プリント
  • 応募枚数/一人5点まで
  • 注意/データを加工した作品は無効となります
  • 応募締切/平成29年7月31日必着

※大賞賞金30万円など合計121名に賞が贈られます

可睡ゆりの園

袋井市久能2990-1・0538-43-4736

  • 開園期間/7月2日(日)まで 9:00~17:00
  • 料  金/大人1000円・小中学生300円
    (駐車場500円)
  • www.yurien.jp