特集

ようこそ!袋井市へ ふくろい版ホームステイ

(2017年12月14日号掲載)

ハロー!11月25・26日、袋井市で「ふくろい版ホームステイトライアル」が行われました。2019年に開催されるラグビーワールドカップをきっかけに、国際交流を盛り上げよう、国際感覚を育もうと開催している袋井市主催の事業。外国人ゲストを受け入れた、市内のホストファミリーの様子はいかに...?

「ふくろい版ホームステイ」とは?

2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ。その試合会場の一つとなっているのが袋井市のエコパです。大会期間中は、袋井市にたくさんの外国の方が訪れることが予想されます。そこで、海外からやってくるラグビーファンをもてなし、世界中の人々に地域の魅力を知ってもらうため、袋井市ではホームステイ受け入れ事業を推進しています。

今回行われた「ふくろい版ホームステイトライアル」は、その準備ともいえる取り組み。ドイツやトルコ、スリランカなど県内の学校に通う留学生21人を招き、市内21世帯の家庭に滞在しました。取り組みを通じて、市民がホームステイを受け入れる経験を積み、新たにホストファミリーを増やすことを目指しています。

ゲストを迎える対面式

「ふくろい版ホームステイトライアル」の初日、袋井市役所東分庁舎コスモス館で、外国人ゲスト21人とホスト家族21世帯が顔を合わせる対面式が行われました。ホスト家族は手作りのウェルカムボードを掲げ、2日間、家族の仲間入りするゲストを迎え入れました。

リポート1洪さん(中国出身)と加藤ファミリー

和室でだんらんの一時
油山寺・栄西禅師像の前でパチリ
加藤住職がお寺の本堂を案内してくれた

袋井市にある長命寺へホームステイにやってきた中国人の洪振峰(こうしんほう)さん。静岡大学に短期留学中の洪さんは「日本の歴史が大好き」ということで、今回の事業に参加しました。迎えてくれたのは住職の加藤さん一家。中国とは一味違う、日本のお寺に興味津々です。

案内された和室でくつろぎ、ちゃぶ台を囲んでお茶を一服。ちょっと緊張気味の洪さん、正座で足がしびれてしまったようです。異国の一般家庭にお邪魔すれば、誰だって緊張しますよね。

「中国の人は日本をどんな風に思っているの?」と不安そうに尋ねる加藤さん。ですが、洪さんは「若い世代は日本に悪いイメージを全然持っていませんよ」とニッコリ。中国の若者は日本のアニメや家電品などが大好きで、日本のことをもっと知りたいと思う人が多いそうです。

夜、お風呂に案内された洪さんは浴槽のフタを見てびっくり。中国の入浴はシャワーで済ませるため、湯船にお湯をはる習慣がありません。初めて肩まで湯につかり、「とっても気持ち良かった!」と大満足。畳の部屋で敷布団を使って寝るのも初めての体験。ぐっすり眠って、快適な夜を過ごしました。

畳にお風呂に...日本文化に興味津々!
1日目

お寺の境内を見学、住職から日本の仏教のレクチャーを受けました。夜は鍋料理に赤飯、トンカツと日本ならではの手料理を堪能!

2日目

加藤さんの案内で、法多山・可睡斎・油山寺の遠州三山巡りを体験。おみくじを引いたら「大吉」が出て大喜び。

リポート2アイヌンさん(マレーシア出身)と内藤ファミリー

みんなで楽しくたこ焼き作り
紅葉の美しい小國神社で記念写真
夜は手巻き寿司に初挑戦!

マレーシアのアイヌン・ソフィヤさんを迎えたのは、内藤さんファミリー。イスラム教徒のアイヌンさんを迎えるに当たり、内藤さんが気になったのは食べ物のこと。おいしい料理でもてなしたいけど、宗教上の理由で食べられない物もあるはずです。

そこで、一家はアイヌンさんも連れて、スーパーマーケットへ買い出しに出かけました。アイヌンさんに食べたいものを尋ねると「お寿司は食べたことがあるけど、手巻き寿司は初めてだから食べてみたい」との回答。本人に食べられる食材を聞きながら、ワイワイ楽しくお買い物ができました。

翌日は小國神社へ紅葉を見にお出掛け。花見や紅葉に興味があるというアイヌンさんは、写真をたくさんとって大はしゃぎです。「お昼は何食べたい?」と内藤さんが聞くと「たこ焼き!」とアイヌンさん。マレーシアにもたこ焼き屋があって、アイヌンさんも大好物なんだとか。

 前日と同様、食材の準備から、たこ焼き器で焼き上げるまでを一通り体験。豪華な料理を振る舞うのもいいけど、家族と一緒にご飯を作る体験もホームステイの醍醐味といえますね。

家族と一緒に楽しくご飯作り
1日目

イスラム教徒でも食べられる食材を選ぶため、スーパーで一緒に買い物。夜は家族みんなで手巻き寿司パーティー。海苔を自分で巻いて食べる体験に感動!

2日目

森町の小國神社で紅葉を満喫。写真をたくさん撮りました。お昼はたこ焼き作りでワイワイ。

クララさん(インドネシア出身)と本宮ファミリー

神社へ行ったり、スーパーへ買い物に出かけたり。クララさんは日本の食材に興味津々。一つひとつ説明しながらお買い物をしました。

イ・ジ・ウンさん(韓国出身)と伊藤ファミリー

初日は家族そろってたこ焼きパーティー。たこ焼きは大人気ですね。夜は将棋をして遊びました。翌日は一緒に習字を楽しみました。

ティリニさん(スリランカ出身)と戸塚ファミリー

朝ごはんに磯辺焼きを出したら喜んで食べてくれました。お餅と海苔が気に入ったようです。子どもたちともとても仲良くなり、次に会う約束もしています。

ジェレン・ゲンチさん(ドイツ出身)と石川ファミリー

2日間で野菜を収穫したり茶道を体験したりしました。ジェレンさんはとても気の利く方でした。初めてホームステイを受け入れましたが楽しい時間が過ごせました。

フー・ミン・チエさん(台湾出身)と多米ファミリー

初日はこたつでみかんを食べながらおしゃべり。2日目は法多山のもみじ祭りや掛川城へ行きました。納豆や刺身といった和食もおいしそうに食べてくれました。

キム・ヒョンジュンさん(韓国出身)と鈴木ファミリー

夜は熱々のたこ焼きととんかつを堪能。翌朝、7時に家を出てワカサギ釣りに。釣り上げた魚をてんぷらにして味わいました。

ホームステイの3つの魅力

1.思いが伝わるすばらしさ!

外国人との交流を通して、外国人ゲストと「思い」を共有できます。ホームステイでは新しい楽しさを発見できます。

2.手軽に外国の文化・価値観に触れられる!

海外旅行をしても気づくことができない外国の文化や価値観を、外国人ゲストとの交流を通じて、自宅にいながら体験できます。

3.英語力・コミュニケーション力のUP!

簡単な英語や身振り手振りで交流を深めることができます。特に未来を担う子どもたちが英語に親しみ、外国人と交流する経験は、将来の可能性を大きく広げます。

ふくろい まるごとインターナショナルハローフレンド募集

袋井市では楽しく外国の方と交流する「ハローフレンド」を募集しています。ハローフレンドに登録すると、袋井市の国際交流イベントやホームステイの情報が届きます。海外の人と交流してみたい人、ホームステイを受け入れてみたい人は要チェック!

また、外国人の方は「ハローフレンド インターナショナル」に登録すると、わかりやすい日本語でイベント情報が届きます! 日本人と一緒に様々なイベントを楽しみましょう!

登録費用や会費は無料です。詳細は下記まで

問い合わせ

袋井市 企画政策課 国際交流室/tel.0538-44-3138

〈袋井市のホームステイ事業概要〉

袋井市では、2019年のラグビーワールドカップでの外国人観光客との交流やおもてなしをきっかけとして、国際感覚を持った人づくりや、外国の方が訪れやすく暮らしやすいまちを目指しています。

ふくろい版ホームステイトライアルは、平成28年から開始して、今回で4回目。これまで55世帯のファミリーが65名のゲストを受け入れました。

ホームステイが終わっても、交流が続く家庭も多く、外国人ゲストが再度袋井を訪れてホームステイする例もあります。

2020年以降もこうした交流の広がりや、ホームステイに取り組む市民が増えるよう引き続きホームステイをはじめ、様々な国際交流イベントを実施していきます。