特集

世界で活躍するプログラマーを育成

浜松発!ITロボット塾

(2018年2月1日号掲載)

日々、進化を遂げるITの世界。2020年には、小学校でプログラミング教育が必修化されます。そんな中、浜松発の「ITロボット塾」が注目を集めています。プログラミングを通じて、世界で活躍する人材を育てようと奮闘している地域塾です。

世界基準のプログラミングを習得

授業は座学形式ではなく、自分の頭で考えてプログラムを作り、分からないところがあれば講師に質問するスタイルで行われる

スマートフォンが普及し、いつでもどこでも必要な情報にアクセスできる時代。ロボットや人工知能の進化も大きな注目を集めています。今や現代人にとって、IT(情報技術)の知識は不可欠なものになりました。今後もこの流れは加速し、さまざまな分野でITが活用されるといわれています。自動車や家電、住居、銀行などあらゆる生活のシーンにITが普及することで、私たちの生活はますます便利に。その一方で、それまで人間が行っていた仕事がITに置き換えられていくことが予想されます。

「今ある職業の多くは、ロボットや人工知能が行うようになるといわれています。プログラマーを目指す人だけでなく、社会で働くあらゆる人に、ITの知識が求められる時代が訪れつつあります」

そう話すのは、ITロボット塾の代表・福地三則さん。ITロボット塾は浜松から優秀な技術者を育てようと、2014年に開校しました。浜松校のほか、藤枝や静岡、東京など、市外・県外にも広まりを見せています。

同塾が目指しているのは「世界に通用する技術者の育成」。現在のIT業界が抱える大きな問題は、プログラマーの人材不足です。

「特に高度な知識を持った優秀な人材が集まらず、企業のプロジェクトが頓挫してしまうケースも少なくありません。さらに問題なのは、日本人プログラマーのガラパゴス化です。日本人が作ったプログラムは、国内でしか通用しないケースが多く、このままでは世界から取り残されてしまいます」

この問題に対処すべく、同塾では世界中の教育現場で使われている教材ロボット「EV3」で授業を行っています。世界の子どもたちと同じ学び方を習得することで、海外のプログラマーと共同作業が行える人材を育てようとしています。

子どもたちに将来を生き抜く力を

授業は1回80分。昨年秋から始まったクラスでは、ロボットをUターンさせて、最初にいた場所に戻らせるプログラムを作っていました。企業で活躍するプログラマーが講師となり、一人ひとりに合わせてレクチャーしてくれます。

学校のテストとは違って、正解が一つではないのがプログラミングの面白いところ。「ロボットをUターンさせる」という目的は同じでも、それを実現させるプログラミングの作り方はいくつものパターンがあります。自分の頭で考え、実際にロボットを動かして正解を見つけていくプロセスこそが大切なのです。同塾に通う夏目滋郎君(小学4年)は「先生が『何をやってもいいから試してごらん』と言ってくれるから楽しくできる」と課題に夢中で取り組みます。

さらにこの塾のユニークなのは、IT技術を理解するために必要な「算数」「理科」「英語」の授業もあるところ。ロボット操作に必要な計算や物理の法則などを習得することで、高度なIT技術を習得する下地を作ります。さらに英語を学ぶことで、世界中から発信されるIT技術を取り入れる能力も養っています。

「ここまで高いレベルの指導ができるのは、浜松にプログラミングを教えられる人材が多くいるから。時代が転換点を迎えている今だからこそ、子どもたちには将来を生き抜く力を身につけてもらいたい。塾生たちが成長し、企業に就職するまでとことん教えたいと思っています」と福地さん。浜松から世界で活躍する人材が生まれる日も、そう遠くはないかもしれません。

プログラミングって何?

プログラミングとは、コンピューターが「どんな動作」を「どういう順序」で行えば、思い描いた結果が出てくるのかを考えて、指示書(プログラム)を作る行為のこと。コンピューターは人間の言葉を理解できないので、専用の言語(プログラミング言語)を使って、論理的に書く必要がある。そのため、プログラミングを通じて、物事を効率よく、理論的に考える力を養うことができると考えられている。

カリキュラム

ロボット組み立て&プログラミング

「レゴマインドスートムEV3」というレゴブロックを使ったロボットを教材に、プログラミングを学ぶ。プログラムは画面上で、ロボットへの命令を指示するブロックを組み合わせて作る。子どもでも直感的に命令文を作ることができるため、プログラミングの基礎が自然と身に付く。

モニター上で指示ブロックを組み合わせ、プログラムを作っていく

英語

国際的なロボットコンテストWRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)のルールを英文で読んだり、英語を使ったプログラムを作ったりする。

算数

二進数や暗号の作られ方など、ITに活用されている数学の基礎を学習。ロボットを走らせるタイヤの回転数や時間の求め方なども学ぶ。

理科

ロボット技術に用いられるモーターや電磁石がどのように作られているかを学ぶ。発電の実験なども体験。

国語

授業が終わった後は、学んだことや分からなかったことなどを振り返る作文を書く。自分の考えを相手に伝える表現力を身に付ける。

受講生募集中ITロボット塾

tel.053-413-2300 【URL】http://itrobot.jp/

  • 対 象:小学2年~中学2年
  • 定 員:各クラス10~12人
  • 授業料:月額12,000円
  • 教材費:年額15,000円
  • 学習課目:週1回(月4回)
体験会開催中!
  • 2/11(祝)10:30~12:00、14:00~15:30
  • 2/18(日)10:30~12:00、14:00~15:30