特集

掛川市シティプロモーション特別企画「掛川大好き!座談会」

(2019年3月14日号掲載)

掛川市のシティプロモーションが本格スタート!掛川が好き、掛川が楽しい、掛川に貢献したいと子育て世代の市民が集結!掛川の暮らしやすさを大いに語る。

佐次本 裕司さん

生まれも育ちも掛川市の39歳。一般住宅や社寺の建具、祭り屋台などの伝統的な組子細工を手掛ける職人。2018年には全国建具展示会で内閣総理大臣賞受賞。

小林 理香さん

島根県松江市出身。36歳。静岡市で進学、就職。結婚と同時に掛川へ。2018年に職場復帰。「掛川で子育てし隊!」などの活動を実施中。

田辺 エミさん

磐田市出身。42歳。倉真の子育て支援センターに勤務。「くらみっていいな♪」のHPをメンバーと立ち上げ、倉真地域の情報を発信中。

石原 茂さん

山梨県甲府市出身。36歳。施設園芸の経営を目指して掛川に移住。現在、市内の中地内や浜野地内でトマト栽培を実施。

掛川で生まれ育った人、市外・県外から移り住んだ人など、出身や経歴はさまざまですが、現在掛川市に暮らす4人の方々に、掛川の人、自慢、教育・子育て、さらには、それぞれが描く魅力あるまちの未来などついて、話し合いました。

魅力1 日本列島のほぼ真ん中に位置する掛川は、新幹線や高速道路、空港と、交通アクセス抜群!
魅力2 「静岡の茶草場農法」が世界農業遺産に認定。新茶の季節には鮮やかな緑の絶景が広がる。
魅力3 親子で気軽に利用できる図書館が市内に3カ所あり、毎日通いたくなるようなくつろぎの空間になっている。
魅力4 掛川に根付く報徳思想の拠点「大日本報徳社」。明治期に建てられた歴史的建造物を見ることができる。
魅力5 掛川祭、八坂神社祗園祭、遠州横須賀三熊野神社大祭など、年間を通じてさまざまな祭りが行われる。
魅力6 アーティストと市民、地域が一つになって開催された「かけがわ茶エンナーレ」。

─掛川市は新幹線の駅や東名・新東名高速のICがあって、富士山静岡空港にも近いですよね。

佐次本
自宅が新東名の森掛川ICから3分のところにあるので、どこへ行くにもすごく便利です。県外からの来客時にも、自宅までのルートが簡単に説明できて助かっています。
田辺
新幹線の駅があるというのは、東京や名古屋などの都市に行きやすくていいですよね。子どもたちが大学に進学する時のことを考えると、やはり便利だなと思います。
小林
私は新幹線の駅があるから掛川に引っ越してきました。実家は島根なので、昨年から静岡空港と出雲空港を結ぶ定期便が就航したので、実家への行き来がさらに便利になって、申し分ないですね。
石原
甲府から掛川に来て10年になりますが、気候に関していえば、雪が降らないのがいいですね。甲府は雪が積もることもあるし、道路が凍ることもあって、スタッドレスタイヤは必須でしたが、こちらでは全く必要ないですから。ハウス栽培の面でも、掛川は一年を通して気候が温暖で日照時間が長く、適していると思います。

─人と人とのつながりに関してはいかがでしょう。

田辺
最初は人見知り的な感じがあるんですけど、親身になってくれますね。自治活動でもそれぞれのイベントで、「手伝って」とお願いすると、「いいよ」と言って、お互いに手を貸したり、借りたりするような頼り合える関係ができていきます。
石原
掛川の人は皆さん大らかですよね。浜のほうに行くと、言葉は荒く聞こえるけど根はやさしい。誰にでもフランクに接してくれます。
佐次本
近所の人たちからしょっちゅう野菜をもらいませんか?
石原
たくさんもらいます。ありがたいなと思います。うちからはトマトが出ていって、それが他の野菜になって返ってくる感じです。「もらいっぱなしにはできない」という、人の良さなんでしょうね。
佐次本
僕はずっと掛川で育っているので、年配も若い人も皆顔見知りですね。親父の友人から声をかけられることも多く、それがわずらわしいとは決して思わないし、田舎ならではの良さなのかもしれません。
小林
私はアパート住まいなので、地域とのお付き合いがあまりできていなくて、皆さんがうらやましいです。お祭りもすごく盛んなんですけど、どうやって入ったらいいのか...。
佐次本
子どもが大きくなると、子供会などの関係でお母さん同士も仲良くなって、お祭りに出やすくなると思いますよ。

─お祭りの話も出ましたが、掛川の「ここが自慢」というものを教えていただけますか。

佐次本
掛川といえば、お茶ですね。掛川では急須でいれたお茶を飲むのが普通。そう説明すると、驚かれたり、うらやましがられたりします。それと、僕は仕事柄、掛川城や二の丸御殿、大日本報徳社、竹の丸などの歴史的建造物も自慢です。
石原
手前みそではありますが、僕たちトマト農家が栽培しているトマトです。この地域のトマトは品質が良いと、市場でも高い評価を得ていて自慢の野菜ですね。
田辺
わが家の隣に住む主人の両親が、お茶やお米、野菜を育てていて、自宅でつくったものがおいしく食べられる日常というのは幸せなこと、恵まれていることだと思いますね。子どもたちにとっても、豊かな自然の中でお茶摘みをしたり、野菜を取ったりすることが、画像で見るのではなく、実際にできるんです。それはとてもありがたいし、自慢ですね。
小林
私はお茶の文化とアートをつなぐ「かけがわ茶エンナーレ」です。アートによって人がつながっていくことに、私自身すごく関心があるし、こうしたイベントを企画・実行できる土壌のあるまちだと、もっと自慢していいんじゃないかなと思います。

─教育や子育てについてはいかがですか。

田辺
私が住んでいる倉真地区の小学校は人数が少なく、先生方の目が届きやすいこともあって、安心してお任せしています。小規模校ならではの先生方との関わりがあり、地域の人たちと一緒に体験するという機会も多いので、すごく助かりますね。
佐次本
僕たちのところも少人数の小学校で、運動会と地区の運動会を合同で開催するんですよ。お正月が近づくと、もちつき大会を地区の人と子どもたちが一緒にやったりして、机の上ではできない学びをいろいろ教えてくれますね。

─小林さんは待機児童をなくしたいという思いで、活動をしていらっしゃるんですよね。

小林
そうなんです。昨年4月の待機児童数が、掛川は県内ワースト2位という結果で、困っている人がたくさんいました。まずは掛川市にその状況を説明してもらおうという会をつくったら、市側がその思いに応えてくれて、情報公開していただけることになったんです。それをきっかけに、皆で対話をするワークショップを開いたり、保育や行政の方と一緒に学びの活動をしています。
田辺
掛川には私が勤務する子育て支援センターなどもあるし、子育て中の親子やパパ・ママが参加できる市民活動も盛んです。それから私たち親子がよく行く中央図書館ですが、いろいろなつながりの中で子育てができると思います。
小林
私も図書館はキッズスペースがあるし、雰囲気も良いのでよく行きますね。

─最後に、掛川がどういうまちであれば、もっと魅力的になるのか、お聞かせください。

小林
子どもたちが元気で生き生きとしたまちであってほしいので、何か新しいことを決める時にも、子どもを中心に、むしろ子どもが決めるくらいの余裕があるまちであったらいいですね。
田辺
私は掛川に大学ができたらいいなと思います。それにプラスして生涯学習ができるような場所もほしいですね。掛川は二宮尊徳が唱えた「報徳」の教えを実践し、広めた拠点ですし、その精神が根付いているので、それを土台とした学びの場があるといいんじゃないかなと思います。
佐次本
親は子どもが中心になると思うので、待機児童問題の解消も含めて、やはり子育てがしやすく、子どもが過ごしやすいまちになれば、掛川に住みたい、住み続けたい志向が高まるのではないでしょうか。
石原
仕事の面で考えると、魅力ある職業や収入が充実していることも、移住・定住志向の高まりが期待できるように感じます。
田辺
確かに子どもが高校・大学に進学するとなると、収入面も気になりますよね。そんな現実と向き合いながら、過ごしやすさとか、住む人の幸福度を上げていくアイデアを皆で出し合える交流の場をつくって、対話ができるまちにしていけたらいいなと思いますね。

地域で活躍する参加者のみなさま

掛川で農業経験ゼロからスタートし、今では大型ハウスを建ててトマトづくりに励む石原さん。
父・武司さんとともに一般住宅の襖や障子をはじめ、日本の美しい伝統技・組子細工の製作に携わる佐次本さん。
保育園や子育てについて考える「おはなし会」や「保活おしゃべりサロン」などを精力的に開催する小林さん。
グラフィックレコーディング(絵や図で記録を取る手法)の特技を生かし、会議やワークショップで活躍する田辺さん。

掛川市が進めるシティプロモーションとは

掛川市は、報徳の精神と生涯学習の理念を根幹として、市民一人ひとりが生きがいと、郷土に誇りをもてるまちづくりを進めてきました。

地方の人口減少が進む状況であっても、「選ばれる都市」となるため、掛川の魅力を情報発信しています。市外在住者に新たに住んでもらいたい、今住んでいる市民に住み続けてもらいたい、さらに掛川市を応援してもらう人を増やしたいという願いのもと、移住・定住の促進と郷土への誇りと愛着の醸成を図っています。

新プロモーション動画完成

主に子育て世代をターゲットにした新しいプロモーション動画が完成しました。

市民が参画して地域資源を磨き上げ、拡散!

掛川城プロジェクションマッピング

市民参画の一例で、学生との連携を通してシティプロモーションを推進。掛川城の魅力を磨き上げ、人を引きつける情報にまで高める取り組みを行っています。