特集

現役大学生が教えてくれた、就職活動のポイント

好きな地元で自分を発揮したい。

(2020年5月28日号掲載)

地元が好きだから、地元を中心に就職を考えて、自分を発揮したいと思っている大学生は、どんな就職活動を行っているのでしょうか。浜松市の現役大学生、伊藤ケビンさんに、これまでの就職活動を振り返ってもらいました。

1. 就活は、なるべく早くスタートしよう!

積極的に就職活動を行っている伊藤ケビンさん

浜松市生まれ。現在、浜松学院大学 現代コミュニケーション学部 地域共創学科 在学の4年生。

私が就職活動を始めたのは大学3年生の9月です。1、2年生の頃から「就活は3年生の後半から4年生にかけて行うもの」というイメージがあったので、夏期休暇が終わるタイミングで「そろそろ始めなくてはいけないな」と、自然に思うようになりました。

周りはまだ就活という感じではなかったのですが、結果的に新型コロナウイルスの感染拡大で、3月には就活がストップしてしまったこともあり、その前に始めて正解だったと思います。「就活は早く始めた者勝ち」と言われるように、企業研究などから早め早めにスタートすることをお勧めします。

2. どう働きたいかを企業選びのポイントに

希望した職種は「営業」です。どの仕事もまず営業から始まりますし、私自身が人と接したり、コミュニケーションをとったりするのが好きなので、それが発揮できる営業職に就きたいと思いました。

業種は特に問わなかったですね。それよりも企業の雰囲気とか、そこでいかに自分が発揮できるか、スキルアップできる環境か、という点を重視しました。長く働き続ける会社ですから、業種や知名度にこだわらず、視野を広く持って「自分に合うかどうか」、そこを判断するように心がけました。

場所も特に限定しないで、地元も、地元以外の企業も、視野に入れて検討しました。ずっと地元で生まれ育ってきたので、一度は違う地域で、違う世界を見てみたいという気持ちもあります。ただ、もともと地元が好きですし、たとえ都会で働くことになっても、いずれは戻って、地元の落ち着いた環境で暮らしたいと思っています。

3. インターンシップは、積極的に参加すべき

私の場合、最初に取り組んだのはSPI(総合適性検査)の勉強です。市販のテキストを使って少しずつ進めたり、大学で開かれたSPI講座を受けたりしていました。同時に自己分析や業界分析、会社分析をして、エントリーする企業を絞っていきました。利用したのは就活サイトや合同企業説明会、インターンシップなどです。

合同企業説明会では、就活サイトだけでは知り得なかった素晴らしい企業との出会いがたくさんありました。また、インターンシップには8社ほど参加し、それぞれの会社や職場の雰囲気、そこで働く人たちなどを実際に目で見て、肌で感じるとともに、各社の魅力や特徴を比較検討することもできました。

こうした就活イベントやインターンシップに参加し、企業の方と直接会ってお話をすることで、さまざまな業界や企業に関する知識が深まることはもちろん、そこで一緒になった就活生と情報交換することもできて良かったと思います。特に、ビジネスの現場を体感できるインターンシップはお薦めですね。

4. 一人で悩まず身近な人に相談を

就活中に苦労したのは、エントリーシートの書き方やSPIの対策がよくわからなかったことです。そんなときは大学の教授に相談して教えていただくことで、解決できました。私が通う大学は規模が小さいこともあって教授と学生との距離が近く、相談や質問がしやすい環境です。就活でも教授にあらゆる面でサポートしていただき、本当にありがたかったです。

両親からは、企業研究をしているときに「その会社、福利厚生はどうなの?」と聞かれ、「企業選びには待遇面をチェックすることも重要な要素なんだ」と気付きました。困ったときや大変なときは、自分だけで解決しようと思わず、周りの人たちに声をかけることも必要だとつくづく感じました。

5. 企業研究をしっかりと行うこと

就職活動を経験して実感するのは、とにかく「早く行動すること」。これが大前提だと思います。特に今年は、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言という予想もしなかった状況になり、「早めに動くことが大事」というのは、私が一番身に染みて感じたことです。また、会社と自分とのミスマッチが起きないように、自己分析と、インターンシップなどを活用して企業研究をしっかり行うことも重要だと感じました。

時には、書類選考を突破できず、なかなか次の面接に進めないなど、辛いことや嫌なこともあると思います。そんなときは「この会社とはご縁がなかっただけ。会社は他にもたくさんある!」と気持ちを切り替えて、前向きに考えることが大切だと思います。

「今できること」に取り組み、就活生を全力で応援します

浜松市産業部 産業総務課 労政企画グループ
グループ長 主幹 平澤 啓樹さん(右)、中村 浩章さん(左)

新型コロナウイルス感染症の拡大が就職活動にも大きな影響を与える中、浜松市では地域産業の持続的な発展のため、浜松市の未来を担う、より多くの人材を育てていきたいと就活生の皆さまをさまざまな形でサポートしています。

その一つが、市内の企業約2000社が登録された浜松市公式就職応援サイト「JOBはま!」です。また、浜松市は全国にマッチングアドバイザーを派遣。LINEを活用した「寄り添い相談(浜松商工会議所が実施)」など地域の関係機関と連携して、就活のお役に立てるよう取り組んでいます。

浜松には日本を代表する大手グローバル企業はもちろん、素晴らしい技術を持った中小企業がたくさんあります。ぜひ、そうした企業を、UIJターンを含めた多くの学生の皆さんに知っていただきたいと思います。「浜松で就職したい!」という皆さんを精一杯応援します。

浜松市の就活サポート
  • 浜松就職転職ナビ「JOBはま!」での情報提供
  • インターンシップフェアWeb説明会(各企業の動画配信)6/24(水)・25(木)
  • マッチングアドバイザーによるUIJターン就職寄り添い相談(随時)
  • 業界研究フェア(首都圏・中京圏・市内)12月~2021年2月予定
  • 首都圏での市内企業への就職相談(Skype等を利用したWeb相談)

一人ひとりの就活を徹底サポートしていきます

磐田市産業部 経済観光課 雇用促進グループ
主事 中村 遼さん

県外への大学進学率が高いことから、磐田市では、愛着ある地元へより多くのUターン就職を勧めるため、さまざまな就職支援メニューを用意しています。

例えば、静岡県西部で「働く・暮らす魅力」を名古屋でアピールする「魅力発見フェア」などの開催や学生・保護者向け公式LINEアカウントを通じて、ホットな情報を随時お届けしています。また、新型コロナウイルス特別対策として、Zoomを利用したWEB相談を行っています。

私たち磐田市が力を入れているのは、学生の皆さんの「個の支援」です。磐田市には、たとえ規模は中小であっても、社員一人ひとりを大切にする企業や大企業に負けない技術を持つ企業が数多くあります。その魅力を伝えていくことが、一番の支援につながると思っています。県外の学生の皆さんにも、地元の情報がしっかり届くよう今後も徹底サポートしていきます。

磐田市の就活サポート
  • 磐田市UIJターン就職促進事業専用サイト「磐田de」(https://iwata-de.com/)
  • いわたWEB企業説明会(Zoomを活用した説明会)6/20(土)予定
  • 中京圏大学学内業界研究会(中京圏大学各校)9~12月予定
  • 魅力発見フェアin名古屋(ナディアパークデザインホール)2/11(木・祝)予定