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地元に新たな息吹を 幸せの女神☆女性起業家

 
大胆な発想と繊細な心で夢を実現する女性起業家たち。彼女らのエネルギーが地域に活力をもたらします。「いつか起業を!」と思っているあなたも、今年は一歩前進してみませんか。 (2012年1月12日号掲載)

tokushu120112A1.gif 〈マインドマップ〉
英国の教育者トニー・ブザンが開発した思考技術。ビル・ゲイツらが活用していることで有名で、考えを視覚化することで脳の力を引き出すといわれています。


tokushu120112A2.jpg 子供を育てながら自らの仕事に精一杯向き合っている二人の女性起業家たち。先駆者にならって、あなたの夢も実現に向けて一歩踏み出しましょう。

想いを積み上げ“コツコツ”と 開園初年度に市の認証取得

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ある1週間のスケジュール
散歩
子育て支援「和つなぎ」1歳向け
発育測定
愛情弁当日
陶芸教室
もちつき大会
保育園給食のおやつづくり

tokushu120112iconA.gif朝6時に起床し、7時半に開園。夕方には娘たち(小6、小2)が保育所に手伝いに来てくれることもしばしば。帰宅が夜遅くなるときは家事を義母に甘える日も。






使命感を胸に経営を学ぶ
小学生のころの夢を実現し、保育士になった中川さん。21歳の時“人には使命がある”という話を聞き、「私は保育士だと直感。一生続けられる自分の保育所を作るため、すぐに貯金を始めました」

経営の基礎は浜松商工会議所の創業塾や浜松市男女共同参画パートナーシップ委託事業で起業支援組織プロジェクト8が運営する女性起業家育成講座で習得。事業展開や資金計画など現実的な開園準備を進めていきました。

信念でつかんだ市の認証
tokushu120112B3.jpg 準備中に夫が他界。最愛の人の想いと残してくれた資金を支えに、園庭や給食室が整った保育施設を建設。19年の保育士生活で会った仲間をスカウトし、スタッフも順調にそろいました。「苦労したのは認可も実績もない1年目の園児募集です。北欧で学んだ家庭的な保育方針や『子供の欲求である“くう・ねる・あそぶ”を満たし、将来社会や人の役に立てる人を育てる』という理念を内覧会でお伝えし、10人の子供たちと開園を迎えることができました」。こうして開園してすぐに浜松市認証を取得し、安心感の提供と補助金受給の必須目標を成し遂げたのです。

支援を味方に本分を尽くす
tokushu120112B4.jpg 「今は黒字化のためにも信頼される保育で入園希望者を増やし、健全な運営につなげたいと思っています」。次の目標は定員30名を達成し、多くの子供を愛情いっぱいに育てること。「少し楽観的かもしれませんが、経営者だからといって全部一人でやらなくても大丈夫だと思います。信頼できるスタッフや会計士さん、社会保険労務士さんに支えられながら皆さんとともに歩んでいきます」



リアルな仮想で取捨選択 農家の困りごとを光で解決

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ある1週間のスケジュール
袋井の事務所で開発会議、試作
浜松の農場で栽培指導と商品配達
袋井の事務所で栽培管理
浜松の農場で事務処理と商品配達
袋井の事務所で来客対応
ママ業に専念
ママ業に専念

tokushu120112iconB.gif朝6時に起床、子供たちを保育園に送るのは夫が担当。夕方5時以降と土日は完全休業してママ業に専念。夜中に起きて日中の仕事や講演資料を作ることも。






研究室から実践現場へ
tokushu120112C3.jpg 浜松ホトニクスで光と植物の研究に没頭していた26歳のある日、「この研究をモノにしたい、世の中の役に立つ技術にしたい」との思いを上司に相談し、光産業創成大学院大学に入るチャンスを手に入れました。同大学は新しい産業を生み出す人材育成を行っており、在学生の起業を支援しています。

在学中、自己資金300万円を基に浜松市内に400坪の農地を借りてホト・アグリを設立。「光を融合した農業をしたくて起業したものの、商品も顧客もない無謀なスタートでした(笑)」。そんな2年目、ビタミンやポリフェノールを光で補う農法に取り組んでいると、光に虫が集まり葉を食べられてしまったのです。「農家さんと悩みを共有して開発したのが、光で虫をおびき寄せて粘着テープで捕まえる“ホトショック”。ホトニクスの技術援助もあり、実際に農家さんが導入できる価格で商品化することができました」

人脈で実現する事業計画
tokushu120112C4.jpg 経営ノウハウは若手起業家支援プログラムの東海若手起業塾でも学びました。「起業の根幹“農家さんの困りごとを光技術で解消”は半年かけて導き出した答えです」。今でもやりたいことは何度も何度も試行を繰り返し決断する岩井さん。「本当に必要か、本当にできるか。決断力は経営者に不可欠な資質だと思います」

光と有機養液を生かした小型の栽培装置“ホトベジプラス”はプロの農家・京丸園とニシムラ工業所との共同開発で、種まきや収穫をしながらリハビリできる園芸療法機器です。「新たな出会いで新たな事業の道が開けました。人と出会うのも私の仕事。今は同じ考え、同じ想いで一緒に進んでいける人を求めています」


浜松商工会議所に聞く 浜松の女性経営者の実態

7.4%のしなやかな影響力
浜松商工会議所の会員は約1万4000社、うち7.4%にあたる1030社が女性経営者。平成14年に発足した「浜松商工会議所女性会」は女性起業家の育成・支援と社会参画の場の創設が目的です。当初60名だった女性会会員は、現在100人に増え、さまざまな業種の女性経営者らが情報交換しながらネットワークを広げ、新たなビジネスチャンスを創出しています。

若い力が育つ環境
浜松の女性会は“若い”のが特徴。浜松は40〜50代が主力で、全国平均より10歳もフレッシュ!中には20代で活躍する会員もいて、のびのびと交流を深めています。この理由が「特別会員」制度の存在。特別会員はおおむね1年以内の創業を目指すメンバーのこと。これからスタートする仲間のエネルギーが女性会全体に伝わり、柔軟で活気あふれるリーダーを生み続けていると考えられます。


新たなやる気を応援します! ノウハウを伝授する「創業塾」

tokushu120112D1.gif やる気のある起業家を育てる講座「創業塾」。浜松商工会議所は、平成11年度から国の補助金を受けてスタートしました。ところが昨年の事業仕分けの結果、“廃止”が決定。補助金なしの運営は困難が予想できたものの、同所は浜松を盛り上げる人材を育成することを優先し、今年度も自主財源で継続することを決め昨年11月、無事に第14期「創業塾」を終えました。

講師はコンサルティング会社の代表や税理士などプロが集結。講座にはアイデアの作り方やIT活用法、金融知識、マーケティングなど創業にすぐに役立つノウハウが詰まっています。6年ほど前から参加者の男女比率は同数または女性の方が増加傾向。卒業生468名のうち、約3割が実際に創業するなど現実的な指導に定評があります。

※来年度の開催は未定です

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