スポーツ

スポーツの季節 Vol.8

エアロビック

(2017年2月23日号掲載)

笑顔のままで、1分半に全力を注ぐ。

袋井市で開催された全国選手権のジュニア・ユースチーム部門に出場したエアーアローの5人。11チーム中8位の成績を残した

「エアロビクス」と「エアロビック」の違いをご存じだろうか?略せばどちらも「エアロビ」だが、その意味するところは大きく違う。「エアロビクス」は、アップテンポな音楽に合わせて行うエクササイズのこと。それをスポーツ競技へと発展させたのが「エアロビック」だ。

1月29日、袋井市のエコパアリーナで「JOCジュニアオリンピックカップ全国エアロビック選手権大会」が開催された。会場には地方大会を勝ち抜いた16歳以下の選手300人以上が集まり、エアロビックの技術を競い合った。

競技種目は全12部門。袋井市からはシングル部門に山裾愛華さん(中学1年)、ミックスペア部門に坂野弘さん(中学2年)が出場した。4~15人で行うチーム部門には、地元のクラブの「エアーアロー」がエントリーし、息を合わせたフォーメーションを披露した。

競技者は音楽に合わせ、ステージ上で約1分半のダンスを行う。ダンスには既定のステップやジャンプなど、必ず行わなければならない動作が組み込まれている。選手たちは演技の表現力や技の難度などを競い合い、審査員による評価点によって順位が決まる。

坂野弘さん(手前)は男女一組で演技するユース2ミックスペア部門に出場。華麗な技を披露した

「演技中はずっと動き続けていなければいけないので本当に大変。苦しい顔は見せられないので、笑顔で踊ることも大切なポイントです」

そう話すのは「エアーアロー」の木戸杏南さん(中学2年)だ。選手たちは1分半、休む間もなくステップを踏み続ける。これは例えるなら、800mの中距離走を笑顔で全力疾走するようなものだ。

「団体競技の場合、全員の動きを合わせることも大事。今年は選手たちが振り付けを考えました。みんなで一つのものを作っていくのは難しいけど楽しいです」と兼子紗英さん(中学2年)。

袋井市が「エアロビックのメッカ」を目指し、普及活動を始めて12年。地域のスポーツ文化を担う人材が育ちつつある。

イベント

2月26日(日)、午前10時~11時45分、袋井市民体育館で「エアロビックフェスティバル」が開催される。市内近隣の20チームがエアロビックを発表。観覧無料。

問い合わせ:0538-44-3129(袋井市スポーツ推進課)