スポーツ

スポーツの季節 Vol.6

バスケットボール

(2016年11月3日号掲載)

泥臭いプレーが、浜松アリーナを沸かせた。

巧みなボール回しで相手をほんろうした、三遠ネオフェニックス・鈴木選手(中央)

新たな歴史が幕を開けた。

今秋から始まった男子プロバスケットボール「Bリーグ」。遠州・東三河地区をホームに持つ三遠ネオフェニックスは10月22日、浜松で初となる公式戦を迎えた。

対戦相手は強敵・サンロッカーズ渋谷。会場の浜松アリーナには2500人以上のファンが詰めかけ、スタンドをチームカラーである赤色に染め上げた。

NBLとbjリーグ、国内に存在していた2つのリーグを統合し、日本最高峰のリーグとしてスタートしたBリーグ。昨季までbjリーグに所属していた浜松・東三河フェニックスは、三遠ネオフェニックスと改名してBリーグ1部(B1)に参入した。

1部リーグは西・中・東の3地区に分かれ、フェニックスは中地区でプレー。各地区の上位2チームと、3位以下で勝率が良い2チームがプレーオフに進出し、年間王者の座を争う。

開幕から白星を重ね好調のフェニックスは、この日も序盤でリードを奪った。持ち味は固いディフェンスからの速攻。選手たちの機敏な動きとバリエーション豊かな攻撃で一時、最大14点差をつけた。

ところが後半から徐々に点差を詰められ、最終クオーターでついに同点に追いつかれた。残り時間は、わずか10秒。1点も与えられない状況の中、今季からチームに加入したリチャード・ロビー選手が敵陣に果敢に切り込む。

その瞬間、コート上にレフェリーの笛が鳴り響いた。サンロッカーズのファウル。フェニックスにフリースローのチャンス︱。選手と観客は立ち上がってガッツポーズ、会場はこの日一番の歓声に包まれた。

最終スコアは70-68。9月に豊橋で行われた開幕戦と同様、チームは1ゴール差の劇的な勝利を飾った。豊橋と浜松、2つのホーム戦を白星で飾ったフェニックス。藤田弘輝ヘッドコーチは「浜松は最高です。ファンの声援は間違いなく選手の後押しになった」と試合後に喜びの声を上げた。

国立代々木競技場で行われたBリーグ開幕戦は、派手なライトアップと華麗な演出で話題となった。だが、浜松アリーナを最も沸かせたのは、選手たちの泥臭いプレーだった。

三遠ネオフェニックス

東三河地域と遠州地域をホームに持つ男子プロバスケットボールチーム。1965年創部の「オーエスジーフェニックス」が母体。2008年「浜松・東三河フェニックス」としてbjリーグに参戦、3度の優勝を果たす。2016年から「三遠ネオフェニックス」の名称でBリーグに参戦中。

次回ホーム戦

B1リーグ中地区 第7節 
三遠ネオフェニックスvs新潟アルビレックスBB

日時/
11月5日(土) 19:10~
11月6日(日) 14:00~

会場/浜松アリーナ