スポーツ

ハマる人が続出!

スポーツクライミング

(2017年4月6日号掲載)

手足を使って高い壁を登り切れ!

年齢問わず楽しめるスポーツクライミング。子どもでも慣れてしまえばこの通り

2020年に開催される東京オリンピック。その追加種目の一つに採用され、にわかに注目を集めているのが「スポーツクライミング」だ。己の手足のみを使い、突起物のついた壁をよじ登っていく新しいスポーツ。一体何が魅力なのだろう?

「腕の力だけでなく、全身を使って登るのでいい運動になります。若い人だけでなく、子どもや高齢者の方でハマっている人も大勢いますよ」

そう話すのは浜松市にあるスクエアクライミングセンター店長の杉原真志さん。同施設では、安全ロープをつけて高さ約13mの壁を登る「ルートクライミング」と、ロープを使わず約4mの壁を登る「ボルダリング」が体験できる。壁には「ホールド」と呼ばれるカラフルな突起物がついていて、色ごとに異なる難易度が設定されている。

一見、腕力や握力が必要にみえるこの競技。ところが、実際に重要なのは全身を上へ上へと運ぶ脚力だ。ホールドのつかみ方一つとっても、指で挟んだり、窪みに指を入れたりと、さまざまな方法があって奥深い。

「カップルでクライミングに挑戦する初心者の方もいますが、意外と女性の方がスイスイと登ってしまいますよ。男性は腕力がある分、それに頼り切ってしまう人も多いんです」

体幹が鍛えられるせいか、ハマっている人たちはみんな引き締まった体をしている

一つのホールドをつかむ時、右手と左手のどちらを使うか。どのように体を動かせば、目標のホールドをつかめるのか。体だけでなく、頭も使わないとゴールにたどり着くことはできない。まるでパズルを解くように、最も効率よく登る方法を導き出すのもこのスポーツの醍醐味だ。

「脚をどうやって伸ばせば上に行けるか、考えながら登っている」と話すのはセンターに通う小学6年の鈴木大地君。クライミングを始めてまだ1年だが、慣れた動作で壁をスイスイ登って行く。「最初は怖かったけど、登っている時は集中しているから高さは気にならない。登り切った時は『ヨッシャー!』って感じで達成感がある」と笑う。

山岳部の高校生から、仕事帰りの社会人、果ては78歳の高齢者まで。同センターに通う人の世代は実にさまざま。己の「壁」を乗り越える喜びに、年齢や性別は関係ないのだ。

取材協力:スクエアクライミングセンター 浜松市東区中田町449 053-411-8455