スポーツ

世界レベルのセーラーを育てる

浜名湖ジュニアクラブ

(2017年5月25日号掲載)

毎年恒例の「OP級浜名湖ジュニアオープン」。子どもたちがヨットレースを繰り広げた

ヨットの季節がやってきた!

5月14日、浜名湖で「OP級浜名湖ジュニアオープン」が開催された。「OP級」は15歳以下の子どもたちを対象にしたヨットのこと。全国各地から集まった約50人が、春風を受けて湖上のレースを繰り広げた。

秋にアジア選手権へ出場する浜名湖ジュニアクラブの遠藤君(右)と出口さん

毎年恒例のこの大会は、地元のセーリングチーム・浜名湖ジュニアクラブが主催。同クラブは1988年に設立された、地元のセーリングクラブだ。当日はクラブからも6人の選手がエントリーし、同年代のライバルたちと腕を競い合った。

ヨットレースで大切なのは、風と波を上手に生かすこと。選手は風向きに合わせてセール(帆)の角度を変え、風の力を効率よく船を前進させるエネルギーに変える。OP級は大人のヨットに比べてスピードが出にくいため、セール操作やコース取りなどをじっくりと考えながら、レースを展開することができるという。

「浜名湖は外洋に比べて波が少なく、陸地に囲まれているから危険が少ない。風も適度に吹くから、セーリングをするのにはとてもいい場所なんです」

そう話すのは長年、浜名湖ジュニアクラブで子どもたちの指導をしてきた高橋幸吉さん。クラブには現在、小学生から高校生まで13人が所属。これまで国際大会で活躍する、多くの日本代表選手を育て上げてきた。

今大会に出場した遠藤貫太郎君(中学2年)と出口愛海さん(中学1年)は、9~10月に香港で開催されるアジア選手権に出場する予定。クラブ最年長の三浦凪砂さん(高校2年)は、レーザー4・7級で、7月にベルギーで行われる世界選手権に出場する。「海外の選手たちのいいところを学んで、自分の技術にしたい」と意気込む3人。浜名湖の水と風が、世界で活躍する子どもたちを育てている。

レース中は良いポジションを取るため、相手との駆け引きも重要になる
国際大会に向けて意気込む3人。左から遠藤君、三浦さん、出口さん
静岡県セーリング連盟 浜名湖ジュニアクラブ

ビーチスマリーナ(浜松市北区三ヶ日町)を拠点に活動するヨットクラブ。小~高校生を対象に、セーリング技術の指導や各種大会への参加を行っている。練習は主に日曜日。体験希望などの詳細は下記まで。

市川さん yukisumi@df7.so-net.ne.jp