スポーツ

ストリートカルチャーの代名詞

スケボー熱が高まってきた。

(2017年12月7日号掲載)

東京オリンピックの正式種目に選ばれ、再び人気が高まりつつある「スケートボード」。先月、浜松で行われたストリートカルチャーのイベントでは、地元のチームがスタイリッシュなパフォーマンスを披露した。

ボード1枚で自分を表現

かっこいい空中技はスケートボードの花形。難度の高い技を繰り出すには、高度なバランス感覚が要求される

浜松がカリフォルニアに!?先月、弁天島海浜公園でストリートカルチャーを発信するイベント「STREET TIME'S BENTENJIMA」が開催された。今春、ソラモで初めて行われたイベントの第二弾。カリフォルニアのベニスビーチをイメージしたという会場には、ダンサー、スケーター、DJたちが集結し、各々が磨きをかけたパフォーマンスを観衆に見せつけた。

会場にはド迫力のカスタムカーも登場。そんな中、訪れた人々の注目を集めたのが、浜松市のスケートボードチーム「RATT CREW」によるデモンストレーションだった。場内にジャンプ台を設置して、多種多様なトリック(技)を披露。ボードに乗ったままジャンプを決める「オーリー」を始め、ジャンプ中にボードを回転させたり、素早くターンを決めたり......。ヒップホップサウンドが鳴り響く中、メンバーたちは思い思いのトリックで自らのスタイルを表現した。

元々はアメリカのストリートカルチャーから生まれたスケートボード。2020年・東京オリンピックの競技種目にも選ばれるなど再び注目を集めつつある。「RATT CREW」のメンバーは、これまで市内の子ども館や万年橋パーキングなどで体験会を行ってきた。「ここ数年でスケボーをやりたいという子がどんどん増えつつあります」とリーダーの近藤哲也さんは言う。

難易度の高いトリックを繰り出し、得点数で順位を競い合う。そんなスポーツの側面を持つ一方で、スケートボードにはストリートで培われたカルチャーの精神が根付いている。スケーターはテクニックだけでなく、ファッションや音楽などを含めて己の生き方を体現することに情熱を燃やすという。

「自分の生き方っていうのは、これまで体験してきたこととか、仲間たちとのつながりとか、すべて含まれていると思うんです。それをボード1枚で表現するのが、スケートボードの醍醐味ですね」

地元出身者で、海外で活躍しているスケーターも多いと話す近藤さん。地域をけん引するストリートカルチャーの今後に注目だ。

当日はストリートダンスの大会も行われた。子どもたちも大人顔負けのパフォーマンスを披露!
会場にはカスタムカーもずらり。「STREET TIME'S」第三弾は来年3月25日にソラモで開催される予定
子どもたちにスケボーをレクチャーする「RATT CREW」のメンバー